ダミアン・マニヴェルの新作公開、亡き子供に捧げられたソロダンス「母」を翻案

1

24

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 7 11
  • 6 シェア

「若き詩人」「泳ぎすぎた夜」のダミアン・マニヴェルの新作「イサドラの子どもたち」が、9月26日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開される。

「イサドラの子どもたち」

「イサドラの子どもたち」

大きなサイズで見る

モダンダンスの始祖であり、20世紀初頭に活躍した舞踏家イサドラ・ダンカン。1913年4月、2人の子供を事故で亡くした彼女は、その痛みに向き合いながら、およそ8年の歳月をかけて亡き子供たちに捧げるソロダンス「母」を創り上げたことでも知られる。

コンテンポラリーダンサーとしての経験もあるマニヴェルは、まったく新しい試みで「母」を翻案。イサドラの「母」と出会った現代に生きる4人の女性が、自らの身体を通して、母と子、そして喪失と再生の物語を紡ぐ。イサドラの自伝と舞踊譜をもとに踊りと向き合う振付師のアガト、対話を通じて新しい「母」を共作する若きダンサー・マノンと振付師マリカ、そして「母」の公演を観劇し、1人帰路につくエルザという年齢や境遇も異なる女性が登場する。

4人はいずれも本人と同じ役名で出演。アガト・ボニゼール、マノン・カルパンティエ、マリカ・リッジ、エルザ・ウォリアストンがキャストに名を連ねた。音楽には、イサドラと同時代を生きたロシアの作曲家アレクサンドル・スクリャービンの楽曲を使用。映画はフランスと韓国の合作となる。

マニヴェルは2019年の第72回ロカルノ国際映画祭で最優秀監督賞を受賞。国内では山形国際ドキュメンタリー映画祭2019とアンスティチュ・フランセ東京で行なわれた映画祭の関連特集「多様性を生きる」で上映された。

この記事の画像(全1件)

読者の反応

  • 1

映画ナタリー @eiga_natalie

ダミアン・マニヴェルの新作公開、亡き子供に捧げられたソロダンス「母」を翻案
https://t.co/5Jy3W611e6

#イサドラの子どもたち https://t.co/BetYnMRwRO

コメントを読む(1件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 イサドラの子どもたち / ダミアン・マニヴェル の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。