佐藤玲と笠松将のW主演作「ドンテンタウン」予告公開、今泉力哉らのコメントも

263

佐藤玲笠松将がダブル主演を務めた「ドンテンタウン」の予告編と新たな場面写真が到着した。

「ドンテンタウン」新場面写真

「ドンテンタウン」新場面写真

大きなサイズで見る(全15件)

「ドンテンタウン」新場面写真

「ドンテンタウン」新場面写真[拡大]

「ドンテンタウン」新場面写真

「ドンテンタウン」新場面写真[拡大]

MOOSIC LAB 2019の長編部門で準グランプリを受賞した本作では、交わるはずがなかった男女のひと夏が描かれる。うまくいかない曲作りから逃れるかのように団地へと引っ越したシンガーソングライターのソラと、前の住人であり贋作画家として日銭を稼ぐ青年・トキオ。部屋に残されたカセットテープに吹き込まれていたトキオの“心の声”に触れることで、ソラの日常が変化していく。

「ドンテンタウン」新場面写真

「ドンテンタウン」新場面写真[拡大]

YouTubeで公開中の予告編では、菅原慎一が手がけた音楽に乗せて、ソラの“記憶”と“現実”が交錯していくさまが切り取られる。佐藤がソラ、笠松がトキオを演じたほか、山本亜依牛尾竜威岩崎咲森田ガンツ安楽涼伊藤こうこ笈川健太鶴岡千聖松浦祐也も出演。井上康平が監督を務めた。

「ドンテンタウン」新場面写真

「ドンテンタウン」新場面写真[拡大]

また今泉力哉never young beachの巽啓伍から、本作へのコメントも到着。今泉は「すごく好き。かわいかったし、泣いちゃった」と感想を寄せた。コメント全文は以下に掲載している。

「ドンテンタウン」は7月17日より東京・UPLINK吉祥寺ほか全国で順次公開。

巽啓伍(never young beach)コメント

“求められる自分”と“本来の自分”との乖離に悩むソラは晴れと雨のどちらにでも転じれる人として其処にいるように見えた。
トキオとの邂逅によって変化していくシークエンスはどれも魅力的で、特にベランダで歯磨きをするとこなんてのは日常の美しい刹那を掬い上げていて、こちらの心のこそばゆいところを刺激してくる。
見えない線をなぞるような彼女らの関係は実像なのか偶像なのかと見る人たちの視点を錯乱させるし、事実と虚構を往来するその様は何を信じるかを選択させているようにも思う。
けれども、僕には初めからその答えがどちらか一方だけでは無いという余白があるような気がした。
曇天の時に晴れを願う人も雨を願う人もいるように。

今泉力哉 コメント

すごく好き。
かわいかったし、泣いちゃった。
どのぐらい好きかと言うとアフタートーク聞かずに
映画の余韻に浸りたくて、
すぐ劇場出ちゃったぐらいに。好き。
ずっと見ていたかったな。
テクニックの部分もすごいけど、
テクニックじゃない登場人物の魅力に
こんなにあふれた映画、ひさしぶりかも。

男女の差の描き方や揉め事の見せ方の温度。

すばらしかったな。
かわいかったな。
別れを感じさせる美しいカットで涙を流してしまったな。
映画ってこうやってつくればよかったんだよな。
忘れてた。

難波里奈(純喫茶コレクション)コメント

暮らしたことはないのに、並ぶ団地に魅力を感じてしまうのは単に視覚によるノスタルジーだけではなく、劇中でトキオが呟いた「曇りにも種類がある」ように、様々な人たちの生活があの中にぎっしりとつまっていて、勝手に愛しくなってしまうから。

ずっと変わらないと思っていた「当たり前の日常」が揺らいでしまった2020年。

幻と現を交差する不思議な物語とその上に重なるように流れ出す菅原慎一さんによるやさしい音楽。きっとこの先何度も蓋を開けたくなる忘れたくない風景。

「泣いてもいいよね」

そんな気分で見上げた鈍色の空からは今にも大粒の涙が溢れ出しそうでいつも少しほっとするのだ。

家城啓之 / マンボウやしろ コメント

井上監督の作品を初めて見て、人物や時代や会話や空間が爽やかにクロスしていく作品だな~と思っておりました。
が、途中から情熱とクレバーがすごい比率で溶け合ってるな~と段々と印象が変わり、見終わった時には「そうかずっと掌で転がらせてもらってたんだ僕は」となりました。
観客の先回り?いや、相当誘導されてた感覚で、最終的にはかなり洒落てる作品だと感じましたが、もしかしたら監督はとてつもなく悪い人なんじゃないかとも疑ってます(笑)。
脳と心を刺激されまくりの最高の映画でした!!

久保泉(文筆家)コメント

曇りの日は、どんな気持ちで生きているだろう。
淡々と日々が過ぎていく気がする。それでも、進むしかない。
日々は、どんな天気の日でも、かなしくても、止まりたくても、進んでいくしかない。
けれど、その中で、忘れたくないものがある。残しておきたいものがある。
だから撮る、だから描く、だから歌う、だから眼差す。
そのなかで、自分だけの光を探して、わたしたちは生きていく。
消えない文字、残された声、時刻を腕に刻む、いろんなものを頼りに、わたしたちは息をしている。
やわらかいけれど芯のある音楽とともに物語がはじまっていく。
曇りの日は、この映画をきっと何度も思い出すだろう。そして気持ちは、曇らない、光にであうだろう。

この記事の画像・動画(全15件)

関連記事

佐藤玲のほかの記事

リンク

関連商品

(c)2019 osampo/MOOSIC LAB