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太宰治の未完の遺作をもとにケラリーノ・サンドロヴィッチが手がけた戯曲「グッドバイ」を原作とする本作。愛人たちと“グッドバイ”しようとする文芸雑誌編集長・田島周二を大泉、田島の“嘘女房”となる永井キヌ子を小池が演じた。
「久しぶりに札幌に来たら、寒波」とさっそく愚痴からスタートした大泉。「僕の主演映画が公開されると、必ずキャンペーンで札幌に来るんです。それってつまりそれだけ北海道の人が映画を観てくれるってことなので、(北海道の人は)どれだけ僕のことが好きなんだろうって思う」と大泉が胸を張ると、小池から「今日、空港に着いたとき、誰も出待ちしている人いなかったよ!?」と鋭いツッコミが入る。負けじと「ごくたまにしか来ない人は出待ちされるかもしれないけれど、僕はいつだって道民の皆様の隣にいるんです。“いつだって隣にいてくれる洋ちゃん”なんです」と大泉が反論すると、会場は大きな笑いで包まれた。
作品タイトルにちなみ“嘘”にまつわるエピソードを尋ねられると、小池は「本当は(大泉に)感謝しているんです。なので、今日は感謝の気持ちを手紙に書いてきました」と何かを取り出そうとする。意外な展開に驚きの表情を見せる大泉。しかし小池が「嘘でーす!!」と続けて爆笑を誘うと、大泉はしばし呆然として「こんなところで泣くわけにもいかないな、って本気でどうしようって思っていたのに……」と脱力する。そんな2人を見て、成島は「2人の掛け合いが映画に合っている。大泉さんに田島を演じてもらったら、明るく楽しい映画になるんじゃないかと思ったんだけど、予想をはるかに超える映画になりました」と自信をのぞかせた。
「グッドバイ~嘘からはじまる人生喜劇~」は2月14日より東京・新宿ピカデリーほか全国で公開。
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