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バカリズムがOLになりすまして3年にわたり更新していたブログをまとめた書籍をもとに、彼が演じるOL“私”とその同僚たちのたわいない日々がつづられる本作。2017年のドラマ版放送から3年、劇場版がお披露目されることについてバカリズムは「夢みたいです。この作品は現場が楽しくて、空き時間もみんなで一緒にお弁当食べたりしてました。感覚としては思い出ビデオを皆さんに見せる感じでちょっと恥ずかしいんですよね(笑)。本編なんですけど、メイキングみたいな感覚」と語る。
夏帆ら同僚を演じるキャストたちと、劇場版の撮影で再会した日のことを問われると、バカリズムは「感覚的に一番近いのは、夏休み明けの初日の感じ」と表現。「ちょっとソワソワしてて、みんなうっすらいい格好してるんです。『ちっす』みたいな。ちょっとバージョンアップした私を見て!みたいな」というバカリズムの言葉に、ドラマ版キャストたちは笑みをこぼす。夏帆も「探り合いはありましたね」と述べ、臼田も「真歩さんに敬語使ってたっけ?っていう確認作業もありました」と冗談交じりに振り、佐藤は「(ドラマ版と)空気感が変わらず、楽しかったです」とほほえんだ。
脚本を笑いながら読んだという山田が「実際に演じて、もし笑えなかったら役者のせいだと思って緊張していました」と話すと、バカリズムが「ドラマの撮影が始まる前に、山田さんから『このドラマはいったい何がやりたいんですか?』ってすげえ聞かれたんですよ」と暴露し、会場から笑いが。山田も笑いながら「実際に撮影が始まったら笑いが止まらなくて。升野さん(バカリズム)の心の声がツッコミになるんですけど、その声を聞いていないふりをして芝居するのに耐えられなかった」と語った。
夏帆はバカリズム、臼田、佐藤、山田を見ながら「この5人で集まると、自然に役と同じ立ち位置になるんですよ。役を意識してその場にいるわけではないんですが、発言することも役と同じになるんです」と述べ、バカリズムも「そう、引っ張られるよね」と同意。臼田も自身が演じた小峰が自分に一番近いと述べ「私は“小峰様”が一番普通の人だと思ってます。みんな変な人ばっかりだから、小峰様が一番しっかりしていると信じたい……」と話していた。
ドラマ版のファンだという坂井は、“私たち”の上司役で参加。バカリズムは裏話として、夏帆演じる藤川真紀のキャラクターは坂井がモデルとなっていることを明かす。「真紀ちゃんの名前は坂井真紀さんからですし、キャラクターも当時の坂井さんのイメージなんです」と言うバカリズムに、坂井は「当時の?」と意味深な視線を向けた。焦ったバカリズムが「当時の、元気な感じのイメージ。坂井さんのパブリックイメージで!」と言葉を重ねるも、坂井はまたしても「パブリックイメージ……(笑)」と引っかかる様子を見せ、観客を爆笑させる。バカリズムは苦笑交じりに弱ったような表情を浮かべながらも、「坂井さんが出演してくださるって聞いたときは感慨深かったですね」と述べた。
登壇者たちが、劇中さながらの和気あいあいとしたかけ合いを見せて進行した本日のイベント。最後にバカリズムは「おそらく期待通りの内容になっている。皆さんの『こんなんだったらいいなあ』がまんま入っていると思います!」と自信をのぞかせた。
「架空OL日記」は2月28日より全国でロードショー。
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