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本作は俵万智の「サラダ記念日」など1万5000冊以上もの本をデザインしてきた装幀者・菊地信義に3年間密着したドキュメンタリー。是枝裕和と
このたび公開されたポスターは通常盤と立体型の2種。映画に登場する菊地の弟子・水戸部功がデザインした“立体的宣伝ポスター”はブックカバーをイメージした本体に、本のページが貼り付けられ、中を開くと映画の説明を読むことができる。ポスターは全国各地の映画館に飾られる予定だ。また現在YouTubeで公開中の予告編では手作業でデザインする菊地の指先や、本の印刷、製本に至るまでの過程が切り取られた。
本作を観た作家の恩田陸は「装幀家。生まれ変わったら一度でいいからなってみたい」と語り、西川美和は「紙がどういう風に印刷され、製本されるのかを見せてもらえてとても有難かったです。1冊の本が出来る裏側では、これだけの人が関わっていて、もの作りというものに没頭する人々がいる。そのことにすごく感動しました」と感想を述べた。菊地が装幀を手がけた「決壊」の著者・
「つつんで、ひらいて」は12月14日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。
恩田陸 コメント
装幀家。生まれ変わったら一度でいいからなってみたい、
ずっとずっと妬みつつも憧れている職業です。
西川美和 コメント
ひとりの書き手として、紙がどういう風に印刷され、製本されるのかを見せてもらえて
とても有難かったです。1冊の本が出来る裏側では、これだけの人が関わっていて、
もの作りというものに没頭する人々がいる。そのことにすごく感動しました。
平野啓一郎 コメント
菊地さんの膨大な仕事の中で、「決壊」が近年の重要な作品として挙げられるのを見るにつけ、私は、誇らしい気持ちになる。自分の書いた小説も、まるで、菊地さんのデザインに寄与するために書かれたかのような感じさえしてくるのだ。
若松英輔(批評家・随筆家)コメント
本には二つの言葉が宿っている。目に見える言葉と、目には見えないもう一つの「コトバ」だ。この映画を見ていると、目に見えるものは、目に見えないものへの扉であることが分かってくる。そして、仕事にいのちを吹き込み、意味あるものにするのは、未知なる者への愛であることも。
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リンク
- 「つつんで、ひらいて」公式サイト
- 「つつんで、ひらいて」予告編
- 「つつんで、ひらいて」特報
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「つつんで、ひらいて」立体型ポスター公開、恩田陸や西川美和、平野啓一郎のコメントも(動画あり)
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