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世紀末による4コママンガを実写化した本作では、ある高校生男女の風変わりな交流が描かれる。「殺す」が口癖の少年・小坂れいを演じた間宮は「“殺さない彼”なのに殺しそうなスーツで来ました!」と挨拶をし、笑いを誘う。登壇者の衣装は青で統一することになっていたそうで「僕のスタイリストが紫っぽいスーツを選んだんですよ。みんなはかわいい青なのにお恥ずかしいです」と照れていた。続けて「この作品は“2人”という最小の人間関係の話です。自分にとって大切な1人の存在がどれだけ大きいか、映画から伝わればよいと思います」と客席に呼びかける。
“優しい死にたがり”の少女・鹿野ななに扮した桜井は「作品とは全然関係ないんですけど……」と前置きしつつ「昨日この劇場で『ジョーカー』を観ました」と報告。すかさず間宮から「めちゃめちゃ殺しそうな彼ね」と声が飛び、会場に爆笑が起こっていた。
イベントでは作品のタイトルにちなみキャスト自身が「○○ない彼」「○○ない彼女」とフリップに書いて発表するコーナーも。間宮は「あまり感情が顔に出ない彼」と回答する。「いい仕事が決まったときにマネージャーが、テンション高めに連絡してくるエピソードを明かしながら「『ああ、そうですか……よかったっす』って返すと『もっとさあ、やったー!とかないの?』ってマネージャーに怒られるんです」と不満げに述べた。MCがマネージャーの気持ちもわかると同意すると「でも、人それぞれ感情表現の仕方があるので」と反論しつつ「でも、撮影現場で誕生日を祝ってもらったら『ああー!』ってやりますよ」とハイテンションな声を上げて見せた。続く桜井は「捨てられない彼女」と自身を表現。「服だったり、いただいた物は、いつか使うだろうと捨てられないんですよ」と語ると、間宮が「じゃあ、やたらと何かあげてみようかな! 永遠にいらないものを」とニヤリと笑う。
「なかなか切れない彼女」と答えた地味子役の恒松は、3歳からバレエをやっていたこともあり、髪を切る機会がなかったそう。きゃぴ子役の堀田は「間宮さんをいじれない彼女」と発表し「今日、変な服着てますね」とこの場を借りて、たどたどしく間宮をいじっていた。原作では君が代ちゃんにあたる撫子役の箭内が「選べない彼女」とフリップを掲げると、桜井が「わかるー!」とうなずき、「可愛くない彼」と八千代役のゆうたろうが答えると、間宮が「またまたー!」と笑う。「起きられない彼」と書いたイケメンくん役の金子は、オーディションにパジャマで行った話を披露。サイコキラーくん役の中尾が、電車の中で異臭を放つ人がいても「気にしない彼」であると表明すると、間宮は「ここに異臭のする人がいても気にしないんだね」と自分の匂いを念入りにチェックしていた。
最後に桜井は「ポスターのコピーに『君の隣で、世界は変わる。』とあります。この作品には心を許せる人が1人いればいいんだよというメッセージが込められてます。どうぞよろしくお願いします」とコメント。間宮は「泣かそうとか、感動させようとか、そういう匂いのしない映画になっていると思います。SNSのフォロワーの人数とか……確かにそれも大事なことだけど、大切な人とコミュニケーションを取れているかどうかが重要な気がします。この映画が心に残ったならば、自分の大事な人に口で伝えてください」とアピールし、イベントを締めくくった。
「殺さない彼と死なない彼女」は11月15日より東京・新宿バルト9ほか全国でロードショー。
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間宮祥太朗の映画作品
リンク
- 映画「殺さない彼と死なない彼女」公式サイト
- 映画「殺さない彼と死なない彼女」 (@korokareshikano) | Twitter
- 「殺さない彼と死なない彼女」予告編
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