下北沢映画祭から依頼を受け、オール下北沢ロケで撮影された本作。今泉は「普段飲みに行く店や、知っている場所で撮影しました」と振り返る。キャスティングに関しては、出演者のオーディションを兼ねたワークショップなどを行う一方で、「愛がなんだ」にも出演した若葉ともう一度組みたいと自らプロデューサーに相談して、オファーに至ったという。
「オファーしたとき脚本は上がってましたっけ?」と今泉が尋ねると、若葉は「いえ、5ページぐらいでした」と即答。「薄っぺらい脚本を渡されて『こんなやつが出ます』みたいなのだけ書いてあって」と、ストーリーがわからずとも引き受けたことを明かす。また今泉が「いろいろな人たちの話を聞く寡黙な古着屋(の役)ですと伝えていたんです。でもいざ脚本が上がったら……」と切り出すと、若葉は「ベラしゃべりですよ!」と今泉を見やる。「セリフ覚えるのがめちゃめちゃ大変でした。聞いてた話と違うなって。映画の中で一番しゃべってます。でも今泉さんを信じて演じられました。楽しかったです」と苦労を打ち明けた。
下北沢ロケの話題では、若葉は「僕、下北沢に縁もゆかりもなくて。いい街ですねー。観光客みたいですけど(笑)」と笑いつつ「本多劇場で舞台に出たとき、1カ月間ほぼ毎日下北沢にいて。どうしようもない先輩たちが連れて行ってくれたお店の数々が映画に出てきたので、ここも出るんだ、ここも出るんだと思いながら撮影しました」と述懐。また撮影中に柄本佑と安藤サクラ夫妻に何度も遭遇したようで「5回ぐらい会いました。佑くんに『このへんで映画撮ってるみたいだよ!』って声を掛けられたり(笑)」とエピソードを披露した。
今泉と共同で脚本を手がけた大橋は「今泉くんの相談に乗っただけです。僕が案を出したのは厳密に言うと2カ所ぐらい」と遠慮がちに説明する。しかし今泉は「何度も大橋さんを呼んで喫茶店で打ち合わせをして、助けてもらいました。特に(登場人物が)1人の時間に何をするかという部分のアイデアは大橋さんからたくさんいただいて。自分では書けないものをいただきました」と感謝。それを受け、大橋も「逆に僕は男女が会話するシーンとかは全然描けないから、すごいなと思いました」と今泉に伝えた。
「街の上で」は自主映画への出演を依頼された古着屋で働く青年・荒川青が、映画に参加するまでの過程やそこで出会う女性たちとの関係を描く物語。共演には穂志もえか、古川琴音、萩原みのり、中田青渚らが名を連ねる。本日の上映をもって、
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三橋 曉 @whydunit
ところで、玉田企画と「街の下で」@アゴラ劇場でタッグを組んだ今泉力哉の映画「街の上で」、気になるねぇ。映画祭上映を経て、来年公開予定らしいが、今回の舞台と関係や繋がりがあるのか、ないのか。https://t.co/1EW1nE6AYu