ドキュメンタリー映画「
トリックアート(だまし絵)で知られるオランダ人版画家のマウリッツ・コルネリス・エッシャーの波乱に満ちた人生と作品の数々を映し出す本作。家族へのインタビュー、収集家の証言、遺された1000通を超える書簡などを通して創造力の源泉を探るほか、エッシャーがどのようにしてアイデアを視覚化していたのかという思考のプロセスが3Dアニメーションによって描かれる。監督・撮影・製作は
ルッツとヨンケは「エッシャーの手紙や作品などの資料は世界中に散っていた」と明かし、「集めるのに1年間かかった」とその苦労を語っている。また米国人コレクターからエッシャーが映っている3本のフィルムケースを渡されたルッツが、米国からオランダに運ぶスーツケースに入れたところ、税関の担当者が爆発物と勘違いしてしまう事件も発生。税関での作業はロボットが行ったため、のちに開封したところ中身はぐちゃぐちゃにされていたという。しかしそのフィルムは無事本作で使用された。
開田裕治 @kaidaikaizyu
“視覚の魔術師”エッシャーの人生と創造力に迫るドキュメンタリーが12月公開(写真11枚) - 映画ナタリー https://t.co/yBNK6rugTt