VR作品「攻殻機動隊 GHOST CHASER」ヴェネツィア映画祭で上映、監督が喜び語る

2

234

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 24 55
  • 155 シェア

VR作品「攻殻機動隊 GHOST CHASER」が、第76回ヴェネツィア国際映画祭VR部門コンペティションでプレミア上映。イタリア現地時間9月6日にラザレットヴェッキオ島でトークイベントが行われ、監督の東弘明が登壇した。

左から東弘明、音楽を手がけた高橋英明。

左から東弘明、音楽を手がけた高橋英明。

大きなサイズで見る(全11件)

「攻殻機動隊 GHOST CHASER」ビジュアル

「攻殻機動隊 GHOST CHASER」ビジュアル[拡大]

「攻殻機動隊 GHOST CHASER」は、2018年から東京・ダイバーシティ東京プラザで稼働中のVRライド型アトラクション「hexaRide」で使用されている映像。観客は草薙素子をリーダーとする公安9課の一員として、反政府軍との戦闘を体験することができる。映画祭に参加した観客からは「演出やディテールに対するこだわりが特に素晴らしく、今回上映されているVR作品の中で圧倒的に完成度が高いと思いました」といった感想が寄せられた。

トークイベントの様子。

トークイベントの様子。[拡大]

VRを体験する観客たち。

VRを体験する観客たち。[拡大]

トークイベントで東は「現代の科学技術にブレイクスルーが起こり、『攻殻機動隊』が描いていた未来に現実が近付きつつある今このときに、『攻殻』の世界をVRという表現で描くことに必然性を強く感じていました。今回の映画祭で、世界の多くの方々に本作をご覧いただけたことは、自分にとって大きな喜びでした」とコメント。映画祭のVR部門担当者ミシェル・ライアックは、「毎年世界中から200作品ほどを審査し、最終的に最新のVRの動きを代表する作品として、約40本をセレクトいたしました」と説明し、本作をコンペに選出した理由を「ビジュアルデザイン、ストーリー展開のペース、音楽、こだわり抜いたチェイスの複雑な構成など、さまざまな面から見て、素晴らしい完成度でした」と述べた。

2017年に新設されたヴェネツィア国際映画祭のVR部門では、招待作品の中からVR最高賞、VRエクスペリエンス最高賞、VRストーリー最高賞が選定される。第76回ヴェネツィア国際映画祭は、イタリア現地時間9月7日まで開催。

関連する特集・インタビュー

この記事の画像(全11件)

(c)士郎正宗・Production I.G/講談社・「攻殻機動隊 新劇場版」製作委員会

読者の反応

  • 2

Chiezaru 🇮🇹 @italy_fan

#ヴェネツィア国際映画祭 #攻殻機動隊GhostChaser #東弘明⇒VR作品「攻殻機動隊 GHOST CHASER」ヴェネツィア映画祭で上映、監督が喜び語るhttps://t.co/oTIskQYNGE

コメントを読む(2件)

関連記事

関連商品

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。