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中井貴一と三谷幸喜がユニット結成、映画とは“まったく関係ない”ボーナス曲解禁

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左から三谷幸喜、中井貴一。

左から三谷幸喜、中井貴一。

記憶にございません!」で主演を務めた中井貴一と監督の三谷幸喜が、スペシャルユニットを結成。映画のサウンドトラックCDに収録されるボーナス曲「まったく記憶にございません」を手がけた。

本作は国民から嫌われ、史上最低の支持率を叩き出した内閣総理大臣・黒田啓介を主人公とする政界コメディ。市民の投石によって記憶をなくし“善良なおじさん”となった黒田が本気で日本を変えようとする姿が描かれる。「まったく記憶にございません」では中井が歌、三谷が作詞と合いの手を担当した。

ハナ肇とクレージーキャッツの楽曲を意識したという同曲について、三谷は「植木等さんが歌った人生の応援歌みたいな曲を目指しました。僕は青島幸男さんになりきって詞を書き、中井さんは植木さんになりきって歌いました。極論ですが『記憶にございません!』という映画が後世に残らなくても、この歌は残る、そのくらい素晴らしい曲になったと僕は思っています」とコメントしている。

三谷と同い歳で、1961年生まれの中井は「僕や三谷さんのようなクレイジーキャッツの残り香で育った世代にとっては、あの方たちのような歌を歌うのは夢でもあったので、僕は植木等さんみたいに歌うのであれば、やります、と即答しました」とオファーを述懐。映画本編では流れないため「映画とはまったく関係ないですけれど、世の中が明るくなるような歌なので、そんな歌が歌えて、夢が叶ったと言えば叶ったのかなと思います」とも語っている。

「記憶にございません!」は9月13日より全国ロードショー。現在「まったく記憶にございません」のミュージックビデオがYouTube公開中だ。同曲は9月4日より先行配信開始。サウンドトラックは9月11日に発売される。

中井貴一 コメント

三谷さんから、植木等さん風のあの頃のナンセンスな歌を作るというアイデアを聞いて、僕や三谷さんのようなクレイジーキャッツの残り香で育った世代にとっては、あの方たちのような歌を歌うのは夢でもあったので、僕は植木等さんみたいに歌うのであれば、やります、と即答しました。
この曲は、映画とはまったく関係ないですけれど、世の中が明るくなるような歌なので、そんな歌が歌えて、夢が叶ったと言えば叶ったのかなと思います。
三谷さんの合いの手は完璧で、まるで谷啓さんが歌っているように聞こえました。
歌を聞いていただければ想いは伝わると思いますが、誰でも「記憶にない」と言いたくなるときがありますから、現実と掛け離れているようで、とても身近な歌になっていると思います。

三谷幸喜 コメント

この曲は、実は映画とはまったく関係ありません。劇中にも出て来ません。僕の映画は、いつもはどちらかというと音楽に溢れているのですが、今作はやや少なめ。劇中音楽を集めてみたら、意外にサントラを作るには尺が足りないことがわかって、何か足そうということになり、急きょ作ったのがこの「まったく記憶にございません」です。いわゆるやっつけ仕事です(笑)。ところが、予想外のクオリティとなり、びっくりしています。
植木等さんが歌った人生の応援歌みたいな曲を目指しました。僕は青島幸男さんになりきって詞を書き、中井さんは植木さんになりきって歌いました。極論ですが「記憶にございません!」という映画が後世に残らなくても、この歌は残る、そのくらい素晴らしい曲になったと僕は思っています。
夢はもちろん紅白出場です。中井さんが、植木さんさながらに真っ白なスーツを身に纏い、熱唱するのが目に浮かびます。その際は、僕はもちろん谷啓さんのポジションで出ますし、願わくば佐藤浩市さんもハナ肇さんになりきって、一緒にステージに立ってくれれば完璧ですね。

(c)2019フジテレビ 東宝

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