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本作は、今野敏による同名小説をもとにした人情コメディ。社会奉仕がモットーの地元密着型ヤクザ・阿岐本組(あきもとぐみ)が、経営不振に陥った高校の再建に奮闘するさまを描く。西島が阿岐本組のナンバー2・日村、西田が組長を演じた。
阿岐本組を“普通のヤクザではない”と評する西島が「白竜さんとか、本物の……」と思わず口を滑らせると、会場は大きな笑いに包まれる。西島はその反応に焦りながら「本当に怖い人たちと戦わざるを得なくなる、義理と人情にあふれた熱いヤクザです」と自身の役どころを紹介した。西田は「アウトレイジ 最終章」のスタッフが本作にも関わっていることに触れて「みんなは私のことを反社会的な人間だと思ってるんじゃないか……」とジョークを飛ばす。そして、西島が「セリフは食べろ」と彼から受けたアドバイスを紹介した際には、西田は自身の先輩である丹波哲郎のモノマネをしつつ「先輩がおっしゃったことをそのまま申し上げただけです」と照れくさそうに話した。
アドリブ満載だったという本作の撮影を「明るく楽しく元気な仲間たちでした。いいチームワークでしたね!」と振り返ったのは伊藤。本編にはキャストが笑いをこらえる姿も映っているそうで、笑い上戸な西島は「本当に反省しています」と共演者たちにお詫びをする。登壇して早々に出演ドラマ「あなたの番です -反撃編-」の犯人を暴露しようとして制止された生瀬は「西田さんは尊敬する俳優の中でもトップオブトップ」と褒めちぎって西田を喜ばせた。
やんちゃな高校生・ちひろを演じた葵は、優等生だった自身との共通点が見付けられなかったとコメントして「いかにおじさんっぽくしゃべるかが勝負どころ。まわりにおじさんの先輩がたくさんいらっしゃったので、ご指導いただきました」とにっこり。カメラ小僧の佑樹役を務めた葉山は「わかなちゃんをずっとストーキングしている役。ヤバい子ですよね」と自らの役柄を説明し、訳あり優等生・美咲役の桜井は「私自身もただの優等生だったので……」とギャップのあるキャラクターに苦戦したことを明かした。
イベントでは、西島の肉体の美しさに共演者たちが言及する場面も。西田が「僕も同じジムだったので知っています」と声を上げると、伊藤がすかさず「西田さん、僕も同じジムです!」とアピール。しかし西田は「気付かなかったなあ」とのんびりと答え、「何度か挨拶をさせていただいたのに……」と伊藤を悲しませた。
最後に西島が「楽しく観られる人情コメディ、世直しエンタメです。笑って気持ち良く映画館を出ていただける作品になったと思います!」と挨拶し、イベントを締めくくった。
「任侠学園」は9月27日より全国でロードショー。
※「任侠学園」の侠は旧字体が正式表記
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西島秀俊の映画作品
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- 「任侠学園」予告編
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