久しぶりに再会した幼なじみの少女アマンダとリリーを主人公に据えた本作。強烈な個性のせいで社会からのけ者にされていたアマンダと、名門校に通うティーンエイジャーに成長したリリーは正反対に思えたが、リリーが抑圧的な継父を憎んでいることがわかると、互いの凶暴な性格が顔を出し始める。物語では2人がドラッグの売人ティムを雇い、継父の殺害を依頼した顛末を描く。クックがアマンダ、テイラー=ジョイがリリーを演じた。
今作で初めて映画の監督と脚本を担当したフィンリーは、「サラブレッド」がもともと舞台劇として想定されていたものだったと明かす。さらに創作の経緯について「この数年間、ある会話劇が私の頭の中を席巻していました。その会話は、コネティカット州の郊外に住む2人のティーンエイジャーの口から発せられることになりました」とコメント。続いて「そのうちの1人の主人公アマンダは自分にはあらゆる人間の感情が無いという確信を持ち、感情を持っているように見せかけながら生きてきました。もう1人の主人公リリーは一見すると敏感で社会にうまく順応しているように思えますが、実はとてつもなく大きな衝動的感情を隠し持っています。その感情が発露すれば思慮分別はすべて消え去り、周りからの評価は一転してしまうでしょう。彼女たちのこんがらがった友情がこの物語の軸となりました」と述べた。
2016年6月に死去した
オリヴィア・クックの映画作品
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- 「サラブレッド」 (@thoroughbredsjp) | Twitter
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共謀する少女たち描く「サラブレッド」監督コメント到着、物語の軸はこんがらがった友情(コメントあり)
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