NHK連続テレビ小説「ひよっこ」の岡田惠和が紡ぐオリジナルストーリーの本作で山田が演じるのは、セミ。何年も羽化を待ち続けていた彼は、ようやく迎えたその瞬間に頭上から落下してきた人間の下敷きになりかける。落下してきた冴えないアラサー女性・由香の機転により潰されることはなかったものの、彼女の寂しそうな雰囲気が気にかかってしまうセミ。「この人を笑顔にしてあげたい」と強く願うセミは人間に姿を変え、由香に「恩返しになんでもしますから、7日間一緒にいましょう」と持ちかける。
「なんて素晴らしい世界なんだ」が口癖のセミを演じる山田は「人生においてこれまでに『セミの気持ちを理解しよう』なんて思ったこともありませんでしたが、この夏はしっかりと生態なども勉強しなきゃいけないですね!」とコメント。岡田は「思い切り笑って、せつなくて、胸がキュンとして、ほっとして、泣けるけど、悲しい涙ではない。そんなドラマです。山田さんのセミオトコは、きっと金曜の夜に疲れた心を浄化してくれるでしょう」と自信をのぞかせている。
「セミオトコ」は毎週金曜23時15分より放送。
金曜ナイトドラマ「セミオトコ」
テレビ朝日系 2019年7月スタート 毎週金曜 23:15~24:15
※一部地域で放送時間が異なる
山田涼介 コメント
今回、テレビ朝日さんのドラマに初めて出演させていただくことになりました!
しかも演じるのは“セミ”です!「ミーン、ミーン」って鳴くあのセミです(笑)。
最初にお話をいただいたときは、斬新でこれまでのドラマで見たことのない毛色の作品だなと思いました。岡田惠和さんが脚本を手がけてくださるのですが、その台本もとても面白いんです! 人と人のつながりの大切さが描かれていて、僕が演じる役には人の心を動かすようなセリフがたくさんあるので、そういうところに共感していただけたらうれしいです。会話劇も面白く展開されていくと思いますので、共演させていただくみなさんと楽しく作り上げていけたらいいな、と思います。
今日、さっそくセミになって情報解禁用のスチール写真や映像を撮影してきたのですが、とてもシュールでした!(笑) 都内の某公園でロケをしたのですが、それはそれは人の目が気になる撮影で…(笑)。真顔で木にしがみついたり、飛んでみようとしたり、といろんなことをしていたのですが、それを見ていた小さいお子さんが「あのお兄ちゃん、何してるの」って言っていたらしく、非常に恥ずかしかったです(笑)。でも、そういうシュールな部分から、心を揺さぶる熱い部分まで、ドラマでもしっかりと演じきれたら、と思っています。
実は“せみ”という役をやるのは二度目なんです。前回は映画「グラスホッパー」で演じた“蝉”と呼ばれる殺し屋の役で今回のセミとはまったく逆のテイストだったのですが、この業界でも“せみ”を2回演じるのは僕くらいなのではないでしょうか(笑)。
人生においてこれまでに「セミの気持ちを理解しよう」なんて思ったこともありませんでしたが、この夏はしっかりと生態なども勉強しなきゃいけないですね! セミを擬人化させることなんて後にも先にもないかもしれないので、きっちりと準備をして挑みたいと思います!
テレビ朝日さんのドラマは初めてで本当にワクワクしています。「ミュージックステーション」でしかお邪魔することがなかったので、それ以外で僕の顔を見ていただける時間ができるということは、とてもうれしいですし、少し緊張もありますね。
「セミオトコ」はこの夏もっともほっこりして泣けるドラマになること間違いなしです! ぜひ楽しみにしていてください。
岡田惠和 コメント
テレビ朝日さんでの連続ドラマは20年ぶりだそうで、しかも以前から楽しいドラマをたくさん世に出し、参加したいと思っていた「金曜ナイトドラマ」枠に呼んでいただけて、日々、とても幸せな時間を過ごしています。
今回、最初から山田涼介さんを勝手に希望して、オリジナル企画を考えました。面白がってくださり、出演オファーを受けていただけて嬉しかったです。これは、かなり野心作であると同時に自信作です。
思い切り笑って、せつなくて、胸がキュンとして、ほっとして、泣けるけど、悲しい涙ではない。そんなドラマです。山田さんのセミオトコは、きっと金曜の夜に疲れた心を浄化してくれるでしょう。“とびきりキュート”間違いなし、です。
山田さんだけでなく、大好きで最高なヒロインを得ました。ほかにも面白い役者さんばかり登場します。かなり書いていて楽しいです。
最終回、号泣するだろうな、書いている私が一番。
是非、楽しみにしていただけたらと思います。
服部宣之(プロデューサー)コメント
SNS・WEB上で“炎上”という言葉を見ない日はない…という、今日この頃。
誰かの足を引っ張ったり、ほんの少しの綻びをよってたかって、広げたり…。生きづらい世の中です。
こんな時代だからこそ、現代を生きる全ての人々を優しく抱きしめ、そっと背中を押してあげる─、そんな温かいドラマを作りたいと思いました。
岡田惠和さんが紡ぐ優しく切ない物語…。このドラマは、みんなの生き方を、全部肯定してくれる“全力肯定ドラマ”です。
では、どなたに“優しく抱きしめ”、“そっと背中を押して”頂きたいか…。
セミの王子さまは、山田涼介さん以外、思い浮かびませんでした。日本で一番、“やさしく”、“そっと”が似合う役者さんです。岡田さんが紡ぐ少し不思議な世界を山田さんがどう演じていくのか…、今から楽しみでなりません。
山田さんがセミ!と炎上しないことだけを願いつつ…。
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