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東京から雪深い地方にあるミッション系の小学校へ転校してきた少年ユラを主人公とする本作。願い事を必ず叶えてくれる“小さなイエス様”と出会ったユラが大きな試練にさらされるさまを描く。ユラを佐藤、小さなイエス様をチャドが演じる。イベントにはキャストの
第66回サンセバスチャン国際映画祭の最優秀新人監督賞や、第29回ストックホルム国際映画祭の最優秀撮影賞を獲得した本作。奥山は「作っているときはこういうゴールを迎えられるとは思っていなかったので、今本当に幸せです」と初日を迎えた感慨を言葉に乗せる。佐藤は「監督と宿でたくさん話したので、楽しかったです」と撮影を振り返り、MCから「何を話したんですか?」と問われると「いろいろ……」とはにかんだ。
ただのは、劇中で登場する料理を奥山の母親が作ったことを明かしながら「めちゃくちゃおいしくて、もう1回食べたい!と思うほどでした」と熱弁する。奥山が「人手が足りなかったのでお願いしてみたらやってくれました。でもワンカットワンシーンなので、あまり料理に寄ることができず母親は満足いってなかったみたいです(笑)」と述べると、客席で笑い声が起きた。
大熊演じる和馬の母親を演じた佐伯は涙をにじませながら「皆さんに観ていただきたいと思っていた映画なので、皆さんでこの映画のお誕生日を迎えられたのがうれしいです」と語る。自身の出演作の監督では、1996年生まれの奥山が最年少と述べ「すごい、若い!と思ったんですが、情熱的で映画愛が伝わってきて、『これはもう一緒に育てたい! 私にできることならなんでもしてあげたい!と思いました」と振り返った。
チャドは「監督が僕を起用した理由が『頭のネジが何本か足りひん感じがいい』ということだったんですけど、ちょっとそこは訂正したいな」と“苦言”を呈する。MCから詳しい理由を問われた奥山が「(チャドの出演している)バラエティを何度か拝見したんですが、詳しく説明されているのに『何? 意味わかんない』という顔をされているときが好きで。今回そういうイエス様の役にしたかったので適役でした」と説明すると、チャドは「ネジが何本か足りひんのじゃなくて、人より多いんです!」とツッコんだ。イエス様を演じる際に、チャドはエクステンションを付ける予定だったと明かし「当時短髪だったんですけど、短すぎてエクステが付けられへんかったんです。大惨事やん! でも監督が1人だけ動じなかったんです。なんでこんなに余裕やねん!って思いました」と奥山の落ち着きぶりに舌を巻いていた。
「僕はイエス様が嫌い」はTOHOシネマズ 日比谷ほか全国で順次公開。
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