映画ナタリー - 最新映画ニュースを日々配信

「エリカ38」浅田美代子が感極まる、作品は樹木希林からの「身に余るほどのギフト」

272

「エリカ38」特別試写会舞台挨拶の様子。

「エリカ38」特別試写会舞台挨拶の様子。

エリカ38」の特別試写会舞台挨拶が本日5月24日に東京・ニッショーホールで開催され、キャストの浅田美代子木内みどり山崎静代菜葉菜佐伯日菜子が登壇した。

実際の事件をモチーフにした本作は、60歳を過ぎていながら自らを38歳と偽り、色香と話術で人から金を巻き上げていた女・エリカの物語。浅田がエリカ役、木内がエリカの仲間・伊藤信子役、山崎がエリカの家政婦・小島まさえ役を演じた。また菜葉菜がエリカの元同僚・愛、佐伯日菜子がエリカの詐欺被害に遭った男性の妻・玉木香代子として出演する。

まず昨年9月に亡くなった樹木希林について話が及ぶと、浅田は「プロデューサーや監督、キャスティングなど細かいことまで希林さんが決めてくれました。台本の段階からこういうものを足したほうがいいんじゃないかとか、病床に伏しているときも『どうなってるの? 美代ちゃん』とか、最後まで(作品について)考えていてくれて、本当にうれしいなと思います」と感慨深げに思いを述べた。

撮影衣装を自前で用意したと明かした木内は、劇中に登場する札束も持参したと告白。「実は上1枚だけ本物のお金であとはすべて白い紙みたいなことをやりますけど、それは嫌だなと思って帯封の100万円を持ってきたんです」と話すと、客席からは驚きの声が上がった。浅田も自前の古いミニスカートを履いたと話し、「扮装から役は成り立つという希林さんの考えがありますので」と微笑む。続いてマイクを渡された山崎は「私の衣装は自前じゃないです。用意されたものを着させていただいたんですけど、よく私のサイズに合うものを見つけてくれたなと。スタッフさんの努力をそこに感じました」とスタッフらに敬意を示し、会場は笑いに包まれた。さらに浅田の「サイズ大丈夫だったの?」というツッコミには、「ちょっと小さかったんですけど、なんとか着ました」と陰の努力を明かす。

エリカという役についてどう思うかと質問が投げられた菜葉菜は、「エリカと浅田さんが一緒になってしまう部分があって。同性から見てかわいらしさがすごくある大先輩なんです」と浅田に魅了された様子を見せた。そこへ割って入るように木内が「モデルになった人は浅田美代子を研究したんだと思うの。ぶりっ子の仕方とか、歩き方とか」と推理が飛び出すと、「あの人の部屋を探せば浅田美代子が出てくるVTRの1つや2つは出てくるって私は推測していて」と続け、浅田を大笑いさせる。佐伯も「とにかくキュートで、久しぶりにお会いしてやっぱりかわいいなって。どうしたらそんなにかわいくなれるんですか?」と相談を持ちかけていた。

締めの挨拶では浅田が感極まるシーンも。「私の身に余るほどのこのようなギフトを与えてくださった樹木希林さんに本当に感謝しています。これだけのギフトをいただいたんですから、ぜひ多くの人に観ていただきたいと思います。それが一番希林さんが喜んでくれることだと思うので」と作品のヒットを祈り、イベントは幕を閉じた。

日比遊一が監督と脚本を担当した「エリカ38」は、6月7日より東京・TOHOシネマズ シャンテほか全国でロードショー。

(c)吉本興業

映画ナタリーをフォロー