NHKプレミアムドラマ「おしい刑事」の試写会が本日4月22日に東京・NHK放送センターで行われ、キャストの
本作は、並外れた推理力で華麗に犯人を追い詰めるが、いつも最後の最後で手柄を逃し、同僚に横取りされてしまう刑事・押井の姿を描く1話完結型のコメディミステリー。押井を風間が演じ、共演には犬飼貴丈、石川恋、鶴見辰吾、板尾創路、佐野史郎の名が並ぶ。藤崎翔の同名小説をもとに、「99.9-刑事専門弁護士-」の宇田学が脚本を担当した。
まず風間は、自身が“惜しい”刑事・押井役に抜擢されたことついて、「風間くんにやってもらいたい、適任だと思うと聞いたときに、あ、僕惜しい人なんだと(笑)。でも、あなたはパーフェクトな人間ですと言われるよりうれしく感じたのを覚えてます」と語る。続けて「押井というキャラクターに助けられてます。主演だけど、みんないい感じに僕のことをなめてくれて、軽く話しかけてくれるし、粗雑に扱ってくれるし」と笑いながら現場の和やかな雰囲気を説明した。
共演者について質問が飛ぶと、犬飼が極度の人見知りであることに言及。「撮影が3日間くらい空くと、関係性がすべてリセットされてしまうんです。そのときは『嘘だろ? あんなに語り合ったのに……』と思いました(笑)」と話しながらも、「でも、それを積み重ねていくと、ものすごく仲良くなって。落ち着いたら旅行でも行きたいねという関係性に今はなっています」と絆をアピール。人見知りの話は風間にもおよび、「急に相談みたいになっちゃうんですけども…」と前置きをしてから、「根底ではすごく人見知りなんですけども、表面的にはすごく人懐っこく見えます。心の一番奥の扉が強固なので、犬飼くんがそれを開けてくれるんじゃないかと思ってます」と期待を寄せる。
押井との共通点を聞かれると、少し悩みながらも「ファッション」と回答。押井がチェックのネクタイに柄違いのチェックのサスペンダーを着けていることを挙げ、「衣装さんと、どうしたら絶妙なダサさが出るか話し合いました」と振り返る。押井の衣装選びには自身の体験が生かされたのかもしれないと続け、「最近は無地のものを着ていれば大丈夫と思ってますが、思春期にはオシャレになりたいと考えて、柄のシャツに迷彩のジャケットを羽織ったことがあります。周りからは絶対にやめろと言われました。(押井の衣装のような柄×柄は)実際僕もやったことがあります」と告白し、会場の笑いを誘った。
「おしい刑事」全4話は、5月5日より毎週日曜にNHK BSプレミアムで放送される。
おしい刑事
NHK BSプレミアム 2019年5月5日(日・祝)スタート 毎週日曜 22:00~22:49
※全4話
トンスケ @kiragira501
■「おしい刑事」風間俊介がキャスティングに「あ、僕惜しい人なんだ」 - 映画ナタリー https://t.co/HaowApig3I