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本作は、山内マリコのデビュー小説を実写映画化した青春ドラマ。橋本、成田、渡辺はそれぞれのキャラクターの高校時代から27歳までを演じた。東京で就職したものの10年経って地元に戻った27歳の“私”に扮した橋本は「当時21歳だったので、27歳を演じるのに未知の6年間は想像で補うしかないのが苦しかった。なので、高校生時代を演じる解放感が気持ちよくて。知ってる感覚を演じられるのは楽しい」と述懐し、「若返られるか老けられるか心配だったけれど、“私”が何を感じているか集中して演じられればいいなと思いました」と語った。
成田は自身が演じた高校時代の人気者“椎名くん”について「大きい渦の真ん中にいるような人間なので、周りのみんなが作っていくキャラクター」と説明し、「完成作を観てこういう人間なんだと思った。自分がやったことは特にないんです」と話す。それを聞いた渡辺が「謙虚な方ですね!」と感心しつつも、「打ち上げのときに『俺の10年後(のパートを)観てほしい』って自信満々にキラキラした顔で言われましたよ。この人本気なんだなって思いました」と明かすと、成田は「自信があったみたいです」とニッコリほほえんだ。
“私”と“椎名くん”の同級生・“新保くん”役を演じた渡辺は「成田くんと2人でいるシーンが多くて、僕はキュンキュンしました。“椎名くん”に密かに思いを寄せてる設定なんですが、自分も等身大の切なさを抱えながら撮影できたのがうれしかったです」と振り返る。それを受けて成田は「思いを寄せられてると気付かずに銭湯へ行ったり、おいしいものを探したり、知らないスナックの扉を開けてみたりしてました」と撮影の合間に渡辺と過ごしたエピソードを披露した。
廣木は演出について「ずっと仕事をしたいキャストたちだったので、みんなが演じたものをすくい取ろうとして、自分からはっきりとは指示しませんでした。どうやって演じてくれるかすごい楽しみだった。みんなが経験したことが映画にそのまま出ればいいなと思いました」と述べる。
主題歌と劇伴を
最前列に座り演奏を楽しんだ橋本は、司会者に感想を聞かれると「泣かないほうが難しい。映画ではこの音楽に包まれて何かを肯定されたような気持ちになる。本当に素晴らしいです」と感激の様子。成田も「感無量です。ミュージックビデオに出させていただいたのは僕の自慢です」、渡辺も「ジーンとしました。この映画をきっかけに好きになって、ライブも行かせていただいてずっと聴いてます」と喜びをあらわにした。
岸井ゆきの、柳ゆり菜、内田理央、村上淳、マキタスポーツも出演する「ここは退屈迎えに来て」は、10月19日より全国ロードショー。
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