本作は、2018年1月から全国12カ所で開催された「BiSH pUBLic imAGE LiMiTEd TOUR」の全公演および神奈川・横浜アリーナでのワンマンライブ「BiSH "TO THE END"」の舞台裏にカメラが密着したもの。イベントでは、まずモモコグミカンパニーがメンバー代表として急遽参加した「WACKオーディション合宿2018」にまつわるエピソードからトークが展開した。
これは事前審査を通過した候補生たちに加え、すでに事務所に所属している面々も参加したオーディション。セントチヒロ・チッチは「私たちは合宿に行ってないからどんな状況だったのか見えていなくて。こんな会話してたんだ、こんな気持ちでいたんだって、このドキュメンタリーで見えた部分もたくさんありました」と新たな発見があったと明かした。当事者のモモコは「合宿には振り付けを教えに行ったような立ち位置で。でも『人に教えたことないから自信ない』ってアイナ(・ジ・エンド)に言ったら振り付けノートを持たせてくれて、それに救われました」と感謝する。
アイナは、ハシヤスメ・アツコとともに前年のオーディションに参加していた。そのためモモコが奮闘する姿に特に胸を打たれたようで「私すごいキモいこと言っていい!?」と切り出すと、「『モモコはそのままでいいよ』とか、アイナが本当にモモコのこと好きだから言ってたの。(オーディションでは)モモコは候補生の子たちに無理させなかったよね。その子の個性を大事にしていた。この人に教えられるんだったらみんなすごい表現者になるんだろうなって思った」と熱いコメントをモモコに贈る。モモコが「アイナが私に教えてくれたときの記憶を無意識のうちに引っ張り出してたのかも」とほほえむと、アイナは「泣きそー!」と感激していた。
アユニ・Dは札幌公演で泣き出してしまったことを挙げて「映像を観たらチッチとかアイナちゃんがフォローしてくれていて。私は泣いてる人を見たら『なんで泣いてるの!?』とか思っちゃう人間なので(笑)、メンバーの優しさを感じました」と振り返る。またリンリンが「ほとんどの大事な場面で、自分が“大事な場面にいる態度”を取ってなかった」と自己申告すると場内は爆笑。リンリンは「モモコさんが帰ってきたときのライブでも、アイナに舌をベーッてやってて。口内炎が痛かったの。そうしたらドキュメンタリーで大事な場面になってたから反省しました」と申し訳なさそうに続ける。ハシヤスメは「自分の知らない5人を見れた気がする。本音を言ってるシーンとか。この子普段こんなこと言うんだって」と本作を通して気付いたメンバーの新たな顔があることを語った。
最後にアイナが「BiSHはツアーで成長してきました。裏で起こっていることをみんなに観てもらえるのは裸を見られてるみたいで恥ずかしい」と吐露すると、モモコは「裸っていうか下着っていうか。わりとスケスケめの下着が付いてる(笑)」と便乗して笑いを誘う。そして「最近BiSHを知った人は見方が変わったんじゃないかな。1人ひとり何かしら苦しんで成長して、それでこその横アリだった。だから映画を観て、また横アリのDVDを観てもらえたら!」と同時発売の横浜アリーナ公演のDVDも宣伝を盛り込んでメンバーを感心させた。
ドキュメンタリーを収めた「BiSH Documentary Movie “SHAPE OF LOVE”」と横浜アリーナ公演を収めた「BiSH "TO THE END"」は8月29日同時発売。
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