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ゼロコナンがシンゴジ抜き興収83億突破、監督が明かす安室“本気モード”とは

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「監督・プロデューサーが語る 映画『名探偵コナン ゼロの執行人』ができるまで」の様子。

「監督・プロデューサーが語る 映画『名探偵コナン ゼロの執行人』ができるまで」の様子。

「監督・プロデューサーが語る 映画『名探偵コナン ゼロの執行人』ができるまで」と題した公開講座が、6月28日に東京のデジタルハリウッド大学・駿河台キャンパスにて開催。監督の立川譲、プロデューサーを務めた諏訪道彦、デジタルハリウッド大学教授の高橋光輝が出席した。

4月13日に封切られた「名探偵コナン ゼロの執行人(しっこうにん)」は、テレビアニメ「名探偵コナン」の劇場版第22弾。公開11週目でも週末動員トップ10を維持し、6月27日付で動員641万人、興行収入83億円を突破している。

劇場版第1弾「時計じかけの摩天楼」から同シリーズに関わっている諏訪。2016年に公開された20作目の「純黒の悪夢(ナイトメア)」のヒットを振り返り、「上半期1位!と喜んでパーティもやったのに、そのあと『シン・ゴジラ』『君の名は。』にトントンと抜かれた」と苦笑い。「こうして2年を経て『シン・ゴジラ』を抜けたのは素直にうれしい」と喜びをあらわにした。また安室透を本作のメインキャラに据えた理由について「『純黒の悪夢』で赤井秀一、安室透のバトルが非常に好評だった」と述べ、当時まだ内容が固まっていなかった22作目で安室の物語を描くことを決めたという。

「コナンは光、安室は闇」と本作のテーマに言及していく立川。「闇の中にも光があると徐々にわかるが、対比構造をなるべく作るようにした」とのことで、海辺の電話ボックスのシーンを例に挙げる。「仕事に疲れた安室が、昇ってきた朝陽を見てホッとした顔をするんですけど、その朝陽はコナンを象徴するものとして描いています。その朝陽に安室が照らされるという対比を表現している」と、演出意図を明かした。

そのほか講座では設定資料や絵コンテなど貴重な資料の数々が映し出された。安室の資料では「本気モード」「通常モード」が目のハイライトによって描き分けられていることを説明する立川。コナンと安室が警視庁からエッジ・オブ・オーシャンへ向かうシーンは、脚本では「悪魔のようなドライビングテクニックで切り抜ける」のひと言で片付けられているなど、裏話が次々飛び出す。安室と風見が日本橋で会話する場面については「日本を守ってる男ということで、シンプルに日本橋にした」と驚きの理由を告げた。

最後に立川は「監督を引き受けたときはプレッシャーを感じなかったけど、この先これを超えらえるのかっていうプレッシャーがありますね」と現在の心境を述べ、諏訪は「(興行収入)100億を目指すなんて話もSNSなんかで出てるけど、マジにそういうところを狙わなきゃいけないかな」と次なる作品への気概を見せた。

「名探偵コナン ゼロの執行人」は全国で公開中。

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