トークイベント「チーム万力 presents ショートフィルムの未来地図」が本日6月21日、東京のiTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズで行われ、チーム万力の
このイベントは国際短編映画祭・ショートショート フィルムフェスティバル&アジア(SSFF & ASIA)2018の一環として開催された。チーム万力は永野のコントなどをもとにした映像を制作しており、イベントでは今年制作された「LOHAS」「宮本」「ZERO-焼きそばしかないキャバクラ」を初めて披露。また2016年製作「手から光を出す魚屋さん」の上映も。
斎藤はチーム万力の結成について「永野さんのネタをとてもカッコいいと思っていて、それを映像に展開していこうという共通意識を持っているメンバーが集まりました……が本当になんで集まったんですかね?」と疑問符を浮かべる。永野がすかさず「なんで集まったんだろう。解散しますか」と提案すると、金子は爆笑。清水は慌てたように「いや、もうちょっとやりたいです!」とツッコんだ。もともと永野のDVDに収録することを目的とした「手から光を出す魚屋さん」を撮影するために集まったという4人。斎藤は「永野さんをどう解釈するのかを考えているのがこの3人の共通項かもしれませんね。それを映像に落とし込めたら、誰も観たことがないキラーコンテンツになると思います」と述べた。
続いて話題は、ショートフィルムの制作エピソードに移る。斎藤と金子演じる男性客が、一向に店員が出てこないキャバクラで困惑する様子を収めた「ZERO-焼きそばしかないキャバクラ」に関して、金子は「焼きそばの物撮りに苦労してたよね」と回想。清水が「テーブルに焼きそばが映って逆さ富士みたいになる絵にこだわりすぎた(笑)。そのうち焼きそばがチャーハンに見えてきたり」と明かすと、観客から大きな笑い声が起きる。自身のコントを映像化されることについて永野は「単純に自分の衝動を表現するのに、サイズ的に短編がちょうどいいなと思いました」と語った。
ここで特別映像が上映され、長編映画「万力」の製作が発表された。斎藤がプロデューサーと主演を務め、永野が原案と脚本、金子が音楽監督を担当。清水は監督を務めるほか、永野と共同脚本を手がけることが明らかになった。MCが「この映画のためのチーム名だったんですね」と問うと、清水が「このチーム名つらかったね」と苦笑交じりに永野らに語りかける。斎藤はうなずきながら「ね、だから“万力家族”にしようと思って。乗っかって」と言い、会場の笑いを誘った。
続いて永野は「万力」製作の発端を明かす。「2016年の東京ガールズコレクションにゲストで出たときに、きれいなモデルさんがたくさんいるのに小顔プリクラとか置いてあって。『なんだこいつら、まだ小顔になりたいのか!』と思ったんです。そのあと工くんと会って『あいつら万力で締め上げて理想の顔にすればいいじゃん』みたいな話をして盛り上がったんです」と回想する永野の横で、斎藤は「物理的にね、小顔にするっていう」と補足する。また永野は「それで『これは映画ですわ、わっはっは』って盛り上がって。そしたら翌日ぐらいに工くんに『あの映画の話どうします?』と言われたんです(笑)」と語った。
映画化を決意したものの不安になる場面もあったという永野は「金子くんがケツをたたくというか、蹴っ飛ばしてくれた」と回想。「金子くんと一度面と向かって打ち合わせして、そこから何日かしか経ってないのにテーマ曲を作ってくれたんです。『先に作ったよ』って」とテーマ曲がすでに完成していることを明かすと、金子は「テーマ曲先回りパターン」とうなずく。永野が「4人で一度『できたー!』みたいな気持ちになっちゃったんですよね。まだ1秒も撮ってないのに」とこぼすと、登壇者たちは顔を見合わせて笑っていた。
「万力」は2019年に公開される予定。
関連記事
斎藤工の映画作品
関連商品
リンク
- SSFF & ASIA | 20th Anniversary Site
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
oyu @songlala
チーム万力。笑 発端はガールズコレクションに置いてあった小顔プリクラ⚡
https://t.co/miV4F1rdt7