日本とソビエト連邦初の合作映画「
これは、4月5日に発売されたロシア人映画研究者フィオードロワ・アナスタシアによる書籍「リアリズムの幻想──日ソ映画交流史[1925-1955]」の刊行を記念した企画。1932年に撮影されたヴラジーミル・シュネイデロフ監督作の「大東京」には、当時の銀座や浅草などの東京都市部、栃木・日光などの農村風景が収められている。日本版とソビエト版の2バージョンが製作されたが、日本のアーカイブにフィルムが現存しないため、今回は反日的な皮肉が込められたナレーションとモンタージュが特徴的なソビエト版が上映される。また、ソ連・レニングラードに留学していた亀井による「信濃風土記より 小林一茶」は、信濃出身の俳人・小林一茶の俳句をモチーフに、厳しい自然と貧困の中で生きる農民の生活を描き出すもの。1941年の公開後、亀井は反戦的共産主義の啓蒙高揚を図ったとの理由で検挙されている。
上映後には、アナスタシアと映画史・比較文学研究家の四方田犬彦によるトークイベントも。チケットは現在、UPLINKの公式サイトで販売中だ。
幻の日ソ合作映画「大東京」&亀井文夫「小林一茶」特別上映&トーク
2018年6月16日(土)東京都 UPLINK
開場 18:50 / 開映 19:00 / 終映 22:00(予定)
<上映作品>
「大東京」
「信濃風土記より 小林一茶」
料金:一般 1500円 / UPLINK会員 1300円
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日本とソ連の映画交流たどる、初の合作映画「大東京」と亀井文夫「小林一茶」上映
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