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射殺相手は潜入捜査官…ヤクザ社会描いた「東京ノワール」公開

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「東京ノワール」

「東京ノワール」

ヤマシタマサが監督・脚本・編集を担当した「東京ノワール」が8月4日に公開される。

「東京ノワール」は、相棒の一周忌を目前に裏社会からの引退を決意した鳴海を主人公とする作品。鳴海は最後の仕事と決めた拳銃の密売取引に臨むが、仲間の情報屋・島袋が相手の組員を射殺してしまう。さらに射殺相手が潜入捜査官だったことが判明し、鳴海と島袋は裏社会と警察組織から狙われることに。

出演には井上幸太郎両國宏大鷹明良、木山廉彬、寺田農らが名を連ねた。また「探偵はBARにいる」などで知られる田中一成が撮影を担当。ヤマシタは「色々とリサーチして分かった事は改正暴対法施行後のシビアなヤクザ社会の現実です。銀行口座を開設できない、子供を保育園に預けられないなど。ヤクザに人権なんてない。これらの現状を踏まえて、若い人達にも共感してもらえるような作品作りを目指しました」と述べている。

「東京ノワール」は東京・新宿K's cinemaにて2週間限定でレイトショー。YouTubeでは予告編が公開されている。

ヤマシタマサ コメント

学生時代からヤクザ映画を敬愛していました。
ですが近年めっきりヤクザ映画が制作されることはなくなりました。
残念ながらヤクザ映画は絶滅危惧種のジャンルになってしまっています。
じゃあ、自分達で作れば……という衝動が「東京ノワール」の企画のスタートでした。
色々とリサーチして分かった事は改正暴対法施行後のシビアなヤクザ社会の現実です。
銀行口座を開設できない、子供を保育園に預けられないなど。
ヤクザに人権なんてない。
これらの現状を踏まえて、若い人達にも共感してもらえるような作品作りを目指しました。
ヤクザ映画ブームが再びやってくることはないかもしれません。
ですが、世の中に全く存在しないのは逆に不健全な社会だと思います。必要悪とし「東京ノワール」の様な映画が存在しなければならないのです。

(c)2018「東京ノワール」フィルムパートナーズ

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