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福田雄一が監督・脚本を担当した本作は、天文学者を目指しながらハワイでツアーガイドとして働くプレイボーイ・弓削大輔と、事故の後遺症によって新しい記憶が一晩でリセットされてしまう藤島瑠衣の恋を描くラブストーリーだ。表参道ヒルズの中央階段に敷かれたレッドカーペットを歩いて登場したキャスト陣。大輔役の山田は福田組に参加した感想を「いつも通り楽しかったです。みんな仲良く真面目にがんばりました」とコメントする。
大輔の親友・ウーラ山崎に扮したムロはハワイでの撮影を「長時間撮影してはいけないというルールがあったので、集中して撮影したあとは遊ぶ。仕事する。遊ぶ。仕事する。飲む。これが毎日できたのは楽しかったですね。ちょっと浮かれてました」と冗談交じりに振り返った。福田組の常連俳優である佐藤も「福田のことはいつも監督というより、ただのゆるキャラと思っているんですけど(笑)。撮影中は楽しそうでしたね」と明かす。
瑠衣の弟で筋トレ好きな慎太郎役の太賀は、本作でのお気に入りの場面を「長澤さんがバットを持ってムロさんを追いかけるシーンは一番笑いました」と述懐する。これを受け「あれはすげえ痛かった。金属ではないんだけど。まあまあ重みのあるバットで」とつぶやくムロを横目に長澤は「本気でいかないと嘘になっちゃうと思って(笑)」としたり顔。ムロは「もうこれは本気だと一発目でわかりました。だから本気で逃げました。いい画が撮れてますよ」と振り返った。
またムロがもっとも笑ったのは、大輔がハワイに来る日本人観光客を長ゼリフで非難するシーンだという。「それがとても的を射ていて、とても楽しく(笑)。声を出して笑ってしまいました。映画の主役の1人が観客を完全に敵に回してるんです」と語る。また長澤は、瑠衣の家族を演じた太賀と佐藤との共演について「お芝居なんですけど、瑠衣を本当に大切にしていて。毎日笑わせてくれるんです。温かみのある撮影ができたのは2人のおかげです」と笑顔。また山田との共演について、大輔が瑠衣を口説こうとする一連の流れに言及し「大輔が車のバッテリーのせいで感電するシーンがあるんです。そこが面白すぎて『負ける!』と思いました。私は悲鳴を上げて怖がらなきゃなんですけど、笑いそうになって」と振り返った。
山田は佐藤演じる瑠衣の父親・健太がコスプレをしてモノマネするシーンをお気に入りに挙げる。「面白さが本人を超えてるんです。あそこが一番笑いました。誰かは言わないですが、ヒントはパイナップルです」と明かし、太賀も別の作品の撮影のためパンチパーマで登場していた佐藤を見て「モノマネのときと同じ髪型ですね!」とモノマネされる人物をほのめかした。
アダム・サンドラーとドリュー・バリモアの共演作「50回目のファースト・キス」を原案にした「50回目のファーストキス」は、6月1日より全国でロードショー。
※ウーラ山崎の崎は立つ崎(たつさき)が正式表記
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- 「50回目のファーストキス」公式サイト
- 「50回目のファーストキス」予告編
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