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本作はNHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」の脚本を手がけ、「小野寺の弟・小野寺の姉」で監督デビューを果たした西田が、2006年に発表した自らの演劇を映画化した喜劇。本作で初の単独主演を務める丸山が、とある豪邸に忍び込んだ元泥棒・大貫はじめを演じている。
最初に劇中に登場する絵本のキャラクター、タマの着ぐるみが観客の前に姿を現し、さまざまな仕草を繰り返しお茶目な存在感を示す。続いて登場したキャストたちが丸山の名前を呼ぶと、タマが着ぐるみの頭を外し、中から丸山が現れた。大きな歓声に包まれて話し出すも顔中の汗が止まらない様子の丸山。市村がハンカチで汗を優しく拭き続けると丸山は「あー! 優しい……ありがとうございます……」と気持ちよさそうな声を出し、「もう最高の思い出ができました。親に自慢します」と感激していた。
「素敵なエンタテインメントで壮大な喜劇ができました」と挨拶した丸山は、「全体の世界観はとても優しくてあったかいんですけど、そこに教養や厳しさがある。楽しみながら次の日またがんばろうと思えるような作品」と説明。そして「難しさがある役だけど、やりがいがありました」と語った。その言葉を受けた西田は「胸がいっぱいです。うれしいですね」と感慨深い様子を見せた。
撮影前に市川、西田、宮川大輔で丸山の家で本読みをしていたことに対し、ユースケは「俺、呼ばれなかったんですよ! 充希ちゃんも杏奈ちゃんも呼ばれてないよね!?」と息荒く訴える。丸山が「さすがに女性は家にはね……」と困った様子を見せると、ユースケは「じゃ俺呼んでよ! なおさらー!」と叫び観客の笑いを誘った。「本読みしたあとにみんなでイタリアンに行って、おいしかったね」と明かした市村は、本作について「舞台版は観ないでやったのですごく不安だったんです。でもすべて監督にお任せしたら、いいふうにできあがった気がします」と満足気な様子で語った。
続けて司会者が「試写を観た人たちには、はじめと高畑さん演じる恋人の美沙が理想的なカップルだと好評なんです」と明かすと、丸山は「すごいね! 2日間でよくやったね! イエーイ!」と高畑に笑顔でハイタッチ。丸山は「ほぼ初対面でいきなり自転車でデートするシーンとか」と、高畑は「手をつないでコロッケを食べさせるシーンもありましたね」と回想する。そして高畑が「ごめんなさい!」と突然客席に向けて頭を下げると、丸山は「やきもち焼け焼けー!」と観客を煽り会場を盛り上げた。続けて丸山は「高畑さんとの撮影は2日間だったんですけど、3日間一緒にいたような錯覚してましたもん。間にもゆっくりお話させていただいて」と撮影を振り返る。高畑は「バラエティで一番最初にお会いしたとき、丸山さんめっちゃブッ飛んでて会話が成立しなかったらどうしようと思ってたんですけど。現場ではめちゃくちゃ紳士的で気を使っていただいて、なんの違和感もなく目と目でコミュニケーションを取れたような気がします」と感慨深そうに述べた。
「泥棒役者」は、11月18日より東京・TOHOシネマズ 新宿ほかにて全国ロードショー。
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