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本作は、母親を金で買おうとする少女ブランカと、盲目のギター弾きの姿を追うロードムービー。第72回ヴェネツィア国際映画祭にてマジックランタン賞とソッリーゾ・ディベルソ賞に輝いている。
息子である村上と本作についていろいろ話したと言うUAは「最近は子供と一緒に観られないような映画に対してアンチになっていた」と述べ、「『なんでそこで殺すねん』『なんでそこでエロいねん』って思ってしまう、そういう映画が多い。だから、『ブランカとギター弾き』みたいな映画に大賛成。時代を越えているね」と絶賛する。長谷井は「これまでにもらった感想で特にうれしかったのは、この映画には悪い人は出てくるけど、絶対的な悪じゃない、っていう感想だった」とコメント。またUAは「今時な映画はたくさんあるけど、私は本当の名作に出会いたい。『ブランカとギター弾き』には、長谷井監督が今後名作を生むことができるっていう可能性を感じた」と述懐する。
フィリピン・マニラで撮影が行われた本作。高校時代にカナダのモントリオールに留学していた村上は「今は母と仲良くしているけど、カナダ留学を決めた頃は、自分の家に帰りたくない、別々に暮らしたいという気持ちがあった」と振り返る。続けて村上は「ただ、カナダに行ってから、実は僕はそんなに英語がうまくならなかった」と笑い、「英語を勉強するにも、英語によって何を学ぶのかとか、何がしたいのか、誰と話したいのかとか、そういうことがしっかり固まってないとなかなか伸びない。カナダにいたときは、日本の映画やアニメを一番たくさん観ていた時期でもあるんだよね、部屋に引きこもって。母がいるところで言うことじゃないけど」と持論を展開した。
イベントで長谷井は「いつか一緒に映画をやってみたいね」と2人に提案。長谷井がUAと村上が暮らしていた沖縄を舞台にした映画を考えていると述べると、村上は「沖縄顔ですよ、僕!」と力強くアピールし、長谷井の作品への出演を熱望した。
「ブランカとギター弾き」は全国順次公開。
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