「ロバと王女」などJ・ドゥミとM・ルグランのタッグ作4本をリマスター上映

映画監督のジャック・ドゥミと音楽家のミシェル・ルグランがタッグを組んだ作品を集めた特集上映「シネマ・アンシャンテ」が、10月14日から20日にかけて東京・YEBISU GARDEN CINEMAにて開催される。

これは、「ロシュフォールの恋人たち」の製作50周年とルグランの生誕85周年を記念したもの。カトリーヌ・ドヌーヴとフランソワーズ・ドルレアックの実姉妹が共演したミュージカル「ロシュフォールの恋人たち」、ドヌーヴが主演を務め、第17回カンヌ国際映画祭パルムドールを受賞した「シェルブールの雨傘」、シャルル・ペローの童話をもとにした「ロバと王女」、池田理代子の同名マンガを実写化し、ベルサイユ宮殿で撮影した「ベルサイユのばら」がラインナップに並んだ。すべてデジタルリマスター版で上映され、そのうち「ロバと王女」「ベルサイユのばら」のデジタルリマスター版での公開は今回が初となる。

なお“シネマ・アンシャンテ”は、ドゥミとルグランが自分たちの映画を指して作った造語。“Cinema（映画）”と“Chanter（歌う）”をかけて、「映像と音楽の分かち難い関係」を表している。