池井戸潤の同名小説を実写化した本作は、トレーラーの脱輪事故を巡る大手自動車メーカーの不正をテーマにした作品。自社の無実を証明するため、大企業に立ち向かう運送会社の社長・赤松徳郎に長瀬が扮する。赤松と対立するホープ自動車のカスタマー戦略課課長・沢田悠太役には、
高橋が演じるのは、大手ホープ銀行の本店営業本部で、グループ会社であるホープ自動車の担当をしている井崎一亮。ホープ自動車の経営計画に疑問を感じ、自らも調査を開始する。グループ会社内のいざこざに巻き込まれるも、冷静沈着に本質を見失わず、心に熱い正義を持っている男という役どころだ。
高橋は本作で演じた井崎について「秘めたる熱量がとても強い男だと思います。外向きはそこまで見えないですが、本質は熱い信念を持っているので、そのあたりをしっかりと演じ切れたんじゃないかなぁ……という過大評価はできないですが(笑)。でも監督がOKと言ってくださったのでそれを信じます!」とコメントを寄せている。
高橋一生 コメント
脚本を読んだ印象
池井戸さんの初映画化作品、しかも社会派人間ドラマということで純粋に嬉しかったです。
脚本を読んだ時に、あれだけ長い原作なのにシェイプされ、かつ原作に忠実で、非常に映画的なつくりも踏襲されているのではないかと思いました。
池井戸作品に3度目の出演となる意気込み
勝手にご縁を感じてしまっています。池井戸さんの描く社会的な要素や人間の本質だったりするものが、社会を通して浮き彫りになっていく作品が多いので、出演させていただくことは役者冥利につきます。
撮影現場の雰囲気
しっかりとお芝居を観てくださっています。監督だけではなく、スタッフ皆さまが役者に合わせて動いてくださるので、恵まれた環境だなというのが第一印象です。監督には安心して委ねられるので、今まで通り役と向き合って、今まで通り作品と向き合う、素敵な環境を用意してもらってます。
井崎の役柄について
秘めたる熱量がとても強い男だと思います。外向きはそこまで見えないですが、本質は熱い信念を持っているので、そのあたりをしっかりと演じ切れたんじゃないかなぁ……という過大評価はできないですが(笑)。でも監督がOKと言ってくださったのでそれを信じます!
来年の公開に向けて
本格的社会派人間ドラマですが、「正しさとは何か」という物事の根底にある大切なものを考えさせてくれる作品です。ちょっと重い話ではありますが、観たあときっと爽快な気持ちになると思うので、是非映画館に観にいらしてください。
本木克英 コメント
作らない演技によって強烈なリアリティーを打ち出す、独自の境地を得た俳優だと思います。
低音の美声と、不意に見せる笑顔に世の女性たちが魅了されている理由がよくわかりました。
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