5月初頭のこの日、茨城県内でまず撮影されたのは、司馬と高千穂が病院で語り合うシーン。初共演となる北村と佐藤だが、先日ファミリーレストランにハンバーグを食べに行ったとのことで「初めて友達と朝10時にファミレス行きました。それも、会って2回目とかで(笑)」「クレヨンしんちゃんの映画を観に行くか、ハンバーグを食べるかの2択で悩んだんだよね」と仲良く振り返る。そのときは好きな映画やプライベートな話題で盛り上がったそうで、お互いが素直な気持ちを吐き出す同シーンの撮影にあたり佐藤は「最初に話せておいてよかった。初対面であのシーンだったらきつかったと思う」としみじみ語る。しかし「一緒にハンバーガー食べといてよかったね」と言い間違えてしまったことから、北村がすかさず「あー(笑)。ハンバーガーって言ったからもう駄目だ」と指摘していた。
続いて、葵と高千穂の初デートシーンを撮影。ぶっきらぼうに手をつないだり、急に顔を近づけたりする高千穂に振り回され、困惑する葵の姿がカメラに収められた。森川と佐藤は前日にキスシーンの撮影をしていたことから、「昨日は仲良くなってからのデートの撮影だったので、初めてのときの感覚をちょっと忘れちゃってた」「会って間もない蒼佑の、全然話もしないし何を考えてるかわからない部分を意識しました」と苦労を述べる。顔の近付け方や肩に触れるタイミングなど、古澤とともに微調整を重ねた佐藤は「監督とディスカッションするたびに進歩できる感じがするので、気付いたことがあったらすぐ話しかけちゃいます。僕、根がおしゃべりなんで(笑)」と笑った。
夕方には少し離れた広場に移動。司馬が葵に告白した直後、2人の前に初めて高千穂が現れる場面が撮影された。司馬が気持ちを伝えるシーンであることから、立ち去るタイミングや声のトーン、別れの挨拶の仕方といった細かい部分に関して、北村は「(司馬はつらくて)最後まで見ていられないと思うので、その前に去ったほうが……」など古澤に演技プランを提案していく。何度も話し合った結果「セリフとの整合性を重視する。『葵の恋を応援する』と言っているから、笑顔で立ち去ろう」という結論に至り、北村の笑顔の演技を見たスタッフから「司馬、切ねえ……」と声が漏れていた。
3人の共演シーンを撮るのはこの日が初めて。森川は「3人での撮影は今日が初めてですけど、それまでに何回か会っていて仲が深まっているからこそ、こういう話し合いができる」「2人がすごく仲いいんですよ(笑)」と男性陣2人を見やる。葵と司馬の会話が長く続くことから「すごく長いシーンで。葵ちゃんと2人でがんばろうねって話してました」と言う北村に、佐藤は「おーい! 1人抜くな(笑)」とツッコミを入れるなど、撮影の合間も笑顔の絶えない様子だった。
「恋と嘘」は2017年秋に全国ロードショー。
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