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「海辺の週刊大衆」矢本悠馬、ピース又吉の声や雰囲気まねるも「まあ無理でした」

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左から矢本悠馬、又吉直樹(ピース)。

左から矢本悠馬、又吉直樹(ピース)。

本日4月23日、「海辺の週刊大衆」が第9回沖縄国際映画祭「島ぜんぶでおーきな祭」内で上映され、沖縄・テンブスホールでの舞台挨拶に又吉直樹ピース)、矢本悠馬磯山さやか関町知弘ライス)、村上純(しずる)、監督の太田勇が登壇した。

せきしろの著書をもとにした本作は、無人島に取り残された男が砂浜にあった週刊大衆1冊とともに救助の船を待つさまを描いた“何も起きない”サバイバル映画。

本作を「主役は又吉さんなんですけど、又吉さんのセリフがこの中で一番少ないという変わった映画」と説明する太田。主人公“僕”役を又吉に依頼した理由を「(原作が)せきしろさん自身のことを書いているんだろうなっていう本で、せきしろさんと又吉さんは仲がいいし、似た感じの人なので、そうなると主演は又吉さんしかいないと思った」と明かす。それを聞いた又吉は「せきしろさんは吉祥寺でさまよってる僕を見て『昔の自分を見ているようだ』と思ったみたいで、7、8年前には『死ぬなよ』って言ってきて(笑)。それくらい昔からお世話になっているので(主演は)うれしいです」と語る。

主人公の思春期時代を演じた矢本。「又吉さんっぽい声を出したいなと思って家で練習してみたんですけど、まあ無理で。この独特な空気を出すのも、まあ無理で。歩き方とかはちょっと寄せてみたんですけど、どうですか?」と尋ねる。又吉は「本当にそっくりでした」と答え、「さすが俳優さんやなって思ったのは……27歳なんですよね?」と矢本の実年齢に言及する。それを受け矢本は「かなりがんばってひげを剃って、マッサージもしてもらって。若く見せたいと思って髪型もがんばりました」と、劇中での独特な髪型をアピールした。

又吉のセリフは5つだけで、さらに本番ではそのうちの1つしか言わなかったという。そんな又吉の撮影現場での様子を、太田は「又吉さんが素なのか演技なのかわからない場面があって。僕らも『カメラ回してたっけ?』ってわからなくなるくらい又吉さんは自然でした」と振り返った。

最後に又吉が「遭難して、砂浜には週刊大衆があった。そういう状況になった“僕”が自ら楽しもうとするのがこの映画の見どころなので、ぜひ皆さんにも楽しんでいただけたら」と挨拶した。

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