神山健治「ひるね姫」倉敷での舞台挨拶で「この街を舞台にして本当によかった」

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劇場アニメーション「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」の舞台挨拶が3月14日、岡山・児島市民交流センターにて行われ、キャストの満島真之介前野朋哉、監督の神山健治が登壇した。

「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」舞台挨拶の様子。

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「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」キービジュアル

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神山が原作と脚本も手がけた本作は、高畑充希が声を当てる女子高生ココネが自身の過去につながる大きな事件に巻き込まれていく姿を描いたロードムービー。物語の舞台である倉敷市で行われたイベントには、ココネと同じ高校3年生の男女が集まった。

児島駅を訪れた前野朋哉。

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満島は「20歳のときに自転車で日本一周をしていたんですけど、そのときは倉敷の中心街を通っていたので、児島のほうには来なかったんですよ。だからやっと来れた感じはありますね」と挨拶。倉敷市出身の前野は「児島にも下津井にも、タコを食べに来たり、瀬戸内海の景色を見に来たりしていました。その素晴らしい景色がアニメの世界に引き込んでくれるので、不思議な雰囲気になるんですよ。知ってる風景がアニメの世界になるので」と作品を観た感想を述べる。

児島駅を訪れた神山健治。

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前野から同地を舞台に選んだ理由を聞かれた神山は「都会ではない、地方を舞台にしたアニメーションを作ろうと思っていました。舞台を探していたときに、僕は山育ちなので、海への憧れがあって、ロケハンしていたんです。そこで大阪まで行こうと岡山で車を借りていたときに、ちょっと児島にも寄ってみようかと思って。山を越えて海のほうまで出てみたら、下津井の港があり、その向こうに大きな瀬戸大橋があり、いいところだなと感じました」と振り返り、「街もすごく素敵だし、海が太陽の光を反射させてキラキラしていて。日本昔話みたいな島がプカプカ浮かんでいる感じや、時間がゆっくり流れているところに癒やされました。それで、ここを舞台にしようと思ったんです」と述懐した。

「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」のラッピング電車。

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同作のラッピングバスや電車が運行し、スタンプラリーなどのキャンペーンが実施されている倉敷市に関して神山は「市を挙げて映画を盛り上げていただき、光栄です。地元の人が観てくれるというのはうれしいけど、どういうふうに観るんだろうと思うとドキドキします」と心境を明かす。そして「『ひるね姫』というタイトルからは想像できないようなスペクタクルも待っているので、そういうのも楽しみながら観ていただければと思います。この街を舞台にして本当によかった。一緒に楽しんでいただけたらうれしいです」と述べ、観客に思いを届けた。

「ひるね姫 ~知らないワタシの物語~」は、3月18日より全国ロードショー。

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(c)2017 ひるね姫製作委員会

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