高田渡の単独ラストライブ収めた「まるでいつもの夜みたいに」公開

フォークシンガー高田渡のドキュメンタリー「まるでいつもの夜みたいに～高田渡 東京ラストライブ」が、4月29日に公開決定した。

1960年代から2005年に亡くなるまで精力的に活動し、「タカダワタル的」「タカダワタル的ゼロ」などの映画でも知られる高田。本作は、彼が2005年3月27日に東京・高円寺の居酒屋で行った人生最後の単独ライブの映像を中心にまとめたもの。全国を旅するなかで磨き上げた歌とともに、高田が自らの過去を振り返る場面も収められている。

監督を務めたのは、ドキュメンタリー「三里塚に生きる」の代島治彦。彼は「この夜の観客は幸せでした。でも、珍しく『自分の過去』を振り返る高田渡は少し寂しそうでも、疲れているようでもありました。1本のライブに『人生の柄』が出る。人生最後の単独ライブは、そんな奇跡的な時間でした」「高田渡ファンだけではなく、高田渡を知らない若い世代に観てほしい」とメッセージを寄せている。

「まるでいつもの夜みたいに～高田渡 東京ラストライブ」は、東京・UPLINKにてロードショー。