本日10月8日、東京・新宿バルト9にて「少女」の初日舞台挨拶が行われ、
本作は、「人が死ぬ瞬間を見たい」という願望にとらわれた2人の女子高生の夏休みを描いたミステリー。主人公・桜井由紀を本田、由紀の親友・草野敦子を山本が演じた。
「少女」キャンペーンで地元・福岡を訪れたという山本は「母校でトークショーをしたんですけど、在校生の方々が『おかえりなさい』と言ってくれてうれしかったです」と喜びを語る。本田は「お客様がとても温かく迎えてくれました」と笑顔で答える。三島は観客の反応について「皆さん、さまざまな印象を受けているようです。中でも、男性は児嶋さん扮する先生の“才能がないくせに自信たっぷりなところ”に感情移入できたと聞きました」とコメント。すると児嶋は「それは褒められてるんですかね?」と苦笑いを見せた。
三島は稲垣が演じた高雄孝夫について触れ「私はまず観察から入るんです。稲垣さんにお会いして近付いたら、一歩下がるんですよ」と語ると、稲垣は「パーソナルスペースは必要です!」と発言。それに対して「こういうところが、高雄孝夫なんです。本編である出来事が起きて、それで孝夫さんは、人との距離感が生まれた。だから、近付いたら離れるというお芝居をお願いしたんです」と明かした。
2015年10月の撮影以来の再会だという稲垣は「本田さんと山本さんは(当時)制服でしたからね。今日はイタリアの女優のようで(笑)」と感想を述べる。さらに「2人とも大変な役だったと思う。自分だったら乗り切れなかっただろうな。もっと現場で2人と話せばよかった。児嶋さんとは和気あいあいとできたのにね」と続けると、児嶋が「1回も会ってないわ!」とツッコミを入れ、会場からは笑い声が上がった。
稲垣との共演について聞かれた本田は「現場では挨拶しか交わしてないんです」と残念がる。すると稲垣が「しゃべりかけにくいでしょ?」と振ると、本田は「そうなんですよ!!」と告白。山本が、あるシーンで稲垣と共演したことについて「何テイクもかかって。でも、ずっと付き合ってくれたんです。ありがとうございます」と振り返ると、稲垣は照れ笑いを見せた。
由紀と敦子を2人が演じたことについて、湊は「すごくぴったりだと思いました」と語る。続けて「皆さんがギャップを感じたのは高雄孝夫だと思います。これはふざけて付けた名前ではなくて、ある日タクシーに乗ったときに、運転手さんの名前が“タカシタカシ”だったんです。『これは使おう!』って。一度聞いたら忘れられない名前だし、彼を探す手がかりにもなりやすいなと」と脚本執筆の過程を明かした。
ここで闇のあふれる作品ということで、最近感じた闇について聞かれた本田は「私はお休みをいただいたとき、1日中、ごはんも食べずにゲームをやっていました。18時間くらい……」と語る。稲垣は「僕には考えられないな」と話し、「僕は基本的に闇ですから。部屋の中はろうそくだらけだし。占いの館みたいな(笑)」と続けた。山本は「私も、1日でアニメを1クール全部観終わったり、連休もずっと1人で映画館にいました」と、それぞれプライベートを明かした。すると稲垣が「友達いないんですか?」とツッコむ。本田が「えっ? じゃあ(稲垣は)友達います?」と質問を返すと、「いますよ、中年のおじさんですけど!」と発言。客席からは大きな拍手が沸き起こり、舞台挨拶は和やかな雰囲気のまま終了した。
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