老母が宴席で尊厳死を宣言「92歳のパリジェンヌ」予告編

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フランス映画祭2016でエールフランス観客賞を受賞した「92歳のパリジェンヌ」の予告編が、YouTubeにて公開された。

「92歳のパリジェンヌ」 (c)2015 FIDELITE FILMS - WILD BUNCH - FRANCE 2 CINEMA - FANTAISIE FILMS

「92歳のパリジェンヌ」 (c)2015 FIDELITE FILMS - WILD BUNCH - FRANCE 2 CINEMA - FANTAISIE FILMS

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「92歳のパリジェンヌ」ポスタービジュアル (c)2015 FIDELITE FILMS - WILD BUNCH - FRANCE 2 CINEMA - FANTAISIE FILMS

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本作は、尊厳死を希望する92歳の老母マドレーヌと、彼女を温かく見守る家族の姿を描いた人間ドラマ。マドレーヌ役を「溺れゆく女」のマルト・ヴィラロンガが、娘役を「仕立て屋の恋」のサンドリーヌ・ボネールがそれぞれ務めている。女優としても活躍するパスカル・プザドゥーがメガホンを取った。

公開された予告編は、マドレーヌが家族の笑顔に囲まれた誕生日会の席で突如、2カ月後に人生の幕を引くと宣言するシーンから始まる。強い信念を持ち生きてきたマドレーヌは、家族の反対の声に耳を傾けず、最後まで自身の美学を貫こうと決意。その姿に、娘をはじめ周囲の人々は心を動かされていく。

ヴィラロンガは「尊厳死は今向き合うべきテーマ」と語り、「この映画の中ではいろいろな立場や意見が描かれている。私たちが描いたメッセージをきっかけに、皆さんの中でも会話が生まれたらと思っています」とコメントを寄せている。

「92歳のパリジェンヌ」は10月より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される。

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マルト・ヴィラロンガ コメント

今回、このマドレーヌという役のオファーをもらったときは、とてもうれしかったし、ほかの人には絶対に取られたくないと思ったわ。この映画は実話に基づいているのだけれど、実在の彼女は素晴らしい人格の持ち主だし、この作品自体にも私の心に訴えてくるリアルで力強いテーマがあった。尊厳死というのは難しいテーマだけれど、誰にでも起こりうること。今向き合うべきものなのです。娘役を演じたサンドリーヌ・ボネールも同じ考えだったので、私たちはすぐに強い絆で結ばれたわ。
ただ、この映画の中ではいろいろな立場や、いろいろな意見が描かれている。きっとお客様にも多種多様な立場や意見があるでしょう。私たちが描いたメッセージをきっかけに、皆さんの中でも会話が生まれたらと思っています。この映画に出演でき、日本で公開されることになり、とてもうれしいです。

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92歳のパリジェンヌ
10月より東京・シネスイッチ銀座ほか全国で順次公開される
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