音楽家・木下忠司の特集上映に「破れ太鼓」「白蛇伝」など72本、山田太一のトークも

「生誕100年 木下忠司の映画音楽」と題された特集上映が、本日4月5日から6月12日にかけて東京・東京国立近代美術館フィルムセンターにて行われる。

これは480本を超える映画で音楽を担当してきた作曲家・木下忠司が今年100歳を迎えることを記念し行われるもの。兄である木下惠介の監督作「破れ太鼓」「喜びも悲しみも幾歳月」、日本初の長編カラーアニメーション「白蛇伝」、美空ひばりの歌声を堪能できる「伊豆の踊子」など木下が音楽を手がけた多様な作品を紹介する。また「木下恵介劇場」「木下恵介アワー」「日本名作童話シリーズ 赤い鳥のこころ」といったテレビ作品も含め計72作品が上映される。

木下の誕生日にあたる4月9日にはトークショーを実施。木下惠介に師事した脚本家の山田太一、「男はつらいよ」シリーズなどを担当した録音技師の松本隆司が登壇し、同映画音楽家の仕事を振り返る。

生誕100年 木下忠司の映画音楽

2016年4月5日（火）～6月12日（日）東京都 東京国立近代美術館フィルムセンター
※月曜休館
＜上映作品＞
「破れ太鼓」
「喜びも悲しみも幾歳月」
「白蛇伝」
「伊豆の踊子」
「木下恵介劇場」より「記念樹」
「日本名作童話シリーズ 赤い鳥のこころ」より「天までとどけ」
「安寿と厨子王丸」
「素晴らしき招待」ほか
料金：一般 520円 / 高校・大学生、シニア 310円 / 小・中学生 100円

トークイベント

2016年4月9日（土）12:30の回上映終了後
＜出演者＞
山田太一 / 松本隆司