「奇跡の人」ヘレン・ケラー役のパティ・デュークが逝去、息子が追悼コメント

「奇跡の人」のヘレン・ケラー役で知られるパティ・デュークが、アメリカ現地時間3月29日に腸破裂による敗血症で逝去した。69歳だった。

ニューヨークで生まれ育ったデュークは子役としてキャリアを開始させ、ブロードウェイで上演された舞台「奇跡の人」のヘレン・ケラー役に抜擢される。1962年には同作の映画版に出演し、第35回アカデミー賞助演女優賞に輝いた。その後「ナタリーの朝」で第27回ゴールデングローブ賞のミュージカル・コメディ部門主演女優賞を獲得。「パティ・デューク・ショー」などのテレビ番組でも活躍した。

デュークの長男であり「ロード・オブ・ザ・リング」シリーズのサム役で知られるショーン・アスティンは、自身のFacebookに「私たちの愛する妻、母、祖母、家長、このうえなく美しいアーティスト、人道主義者、そして誰よりも精神的健康に優れたアナ・パティ・デュークが、目を閉じ、苦痛を鎮めて美しい場所へと発ちました。彼女が仕事と生涯を通してわかち合った無限の愛と慈悲を祝福します」とコメントを掲載した。