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「ムカデ人間」シリーズは、人間の肛門と口をつなげて“ムカデ人間”を作るという悪趣味な試みを巡る3部作。このイベントには、1作目でムカデ人間の“先頭”にされたカツローを演じ、3作目にも囚人役で出演した俳優の
1作目の「ムカデ人間」が2011年に日本公開されてから、数々の関連トークイベントに出演してきた3人。高橋は改めて「もともと海外の予告編を『ヤバい、バカがいる!』って思いながら観てた。しかも1のときから
また叶井と高橋は、3作目の完成が危ぶまれている間に日本版の「ムカデ人間」を構想していたとのこと。脚本を書くつもりだったという高橋は「ディーター演じるハイター博士が実は若い頃日本に留学してて、そのときの学友が『あいつの研究はよかったんじゃないか』って思ってるっていうスピンオフ。まあ、こうして3が作られた今となっては、もういいやと思ってるけどね」と詳細を語った。
北村は、第1作の「ムカデ人間」が役者としてギャランティをもらった初めての仕事だったらしく、「それが代表作になるっていうのはすごくうれしいこと。今でも『ムカデ人間』の北村昭博として紹介されるから、『こいつ、まだムカデ人間って言われてんのか』って思われるかもしれないけど、俺はそれでいい」ときっぱり宣言。叶井からも「もう、肩書きが“ムカデ人間”でしょ」と言われ、「ムカデをなめんなって言いたいです!」と語気を強める。さらに高橋は「その肩書きをやめるようになると、ホラーファンがすぐに離れていくからね。ジェームズ・キャメロンがピラニア2(『殺人魚フライングキラー』)の話をしたら怒る、みたいなのはよくないよ(笑)。ジョニー・デップは『エルム街の悪夢』でデビューしたことを忘れてないし、あとの作品にもカメオ出演したからいいやつだと思う」とジョークを飛ばした。
最終章「ムカデ人間3」はハリウッドで撮影されたが、北村はその光景を見て感動を覚えたと明かす。「1のときはオランダの郊外にある普通の家で撮りましたから。そこで俺たちがギャーギャー泣いてるし、博士はドイツ語で叫んでるしで、隣家の人にドイツ人が暴れてると思われて警察沙汰になりかけた(笑)。それが、3ではハリウッドの役者さんも使って撮るなんて、涙目になりましたね」と述懐する。ここでシリーズの完結を記念して、3人に“ムカデ人間卒業証書”が贈呈された。3人分がつなげられた証書を受け取った北村が「そう言われたら、卒業したくなくなりました! でも、トムは最新作に失敗したらムカデに戻るかもしれない。『ムカデ人間 フォーエバー』とか、『ムカデ人間 オリジン』とかいうタイトルで(笑)」と発言。これには叶井と高橋も「たぶん、ありえるな」「やりそうだよね」とうなずき、会場で笑いが起こった。
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