水木しげる追悼企画「カッパの三平」DVD発売が決定、調布で特別上映あり

マンガ家・水木しげる原作「カッパの三平」のDVDが4月20日に発売されることが決まった。

「カッパの三平」は、カッパにそっくりな男の子・三平と妖怪や動物たちとの交流を描いたアニメーション。水木が自身の少年時代の体験を物語に盛り込んだ。監督は「はだしのゲン2」の平田敏夫。ある日、三平は自分と瓜二つのカッパ、ガータローと仲良くなる。三平はガータローやいたずらたぬきの黒磨、ズッコケ死神らの協力を得て、行方不明の母親を探すべく恐ろしい妖怪が潜む鬼首塚へと旅立つ。

2015年11月30日に逝去した水木の追悼企画としてこのたびリリースされるのは、初回限定生産の特別愛蔵版と通常版の2種。特典映像には劇場予告と特報が収録されている。また愛蔵版には、水木プロダクション監修による原画を使ったスリーブケース、1993年公開当時の劇場パンフレットとプレスシートのミニチュア版を封入。

初DVD化にあたり水木プロダクションは「『カッパの三平』は、『ゲゲゲの鬼太郎』とならぶ水木しげるの代表作の一つであり、また、水木の思い入れが強い作品です。この作品を改めて皆さんに観ていただけることを、水木もきっと喜んでいることと思います」とコメントを寄せた。

2月13日には、「調布市制施行60周年記念 日活調布撮影所"創る力"展」内にて「カッパの三平」の特別無料上映会が行われる。特別上映会の詳細は下記、または公式サイトで確認しよう。

「カッパの三平」DVD

2016年4月20日（水）発売
発売元：日活
販売元：ポニーキャニオン
価格：特別愛蔵版 4860円 / 通常版 4104円

【上映情報】

調布市制施行60周年特別企画 日活調布撮影所"創る力"展－展示と上映とゲストトークで知る日活の過去・現在・未来－

2016年2月11日（木）～2月14日（日）東京都 調布市文化会館たづくり
開館時間 10:00～19:00 ※14日は17:00まで
＜上映作品＞
2月13日（土）
「カッパの三平」
「ブタがいた教室」
「きっと、うまくいく」
2月14日（日）
「赤いランプの終列車」
「上を向いて歩こう」
「ギターを持った渡り鳥」
「銀座の恋の物語」
料金：無料