キューバの熱狂がよみがえる、「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」35mm上映

ヴィム・ヴェンダースが監督を務めた「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」が、7月25日から8月14日まで東京のBunkamuraル・シネマにてリバイバル上映される。

本作のもとになっているのは、「パリ、テキサス」で音楽を手がけたライ・クーダーがキューバ音楽界の古老と共に制作したアルバム「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」。この作品に刺激を受けたヴェンダースが彼らのコンサートの様子やキューバの街並み、文化などを鮮やかに切り取った。

この上映は、ヴェンダースが写真家のセバスチャン・サルガドの足跡をたどった最新作「セバスチャン・サルガド／地球へのラブレター」が、8月1日に封切られることを記念して、今となっては貴重な35mmフィルムによって行われるもの。また8月1日からはヴェンダースの過去作品のポスターを集めた展示が、ル・シネマのロビーにて開催されるので、ファンは足を運んでみては。

なお「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」に登場したミュージシャンたちのその後を追いかけた続編「Buena Vista Social Club Adios（原題）」の制作が、今年5月に行われたカンヌ国際映画祭に併設された映画マーケットにて明らかになった。公開は2016年を予定している。

「セバスチャン・サルガド／地球へのラブレター」公開記念「ブエナ・ビスタ・ソシアル・クラブ」リバイバル上映

2015年7月25日（土）～8月14日（金） 東京都 Bunkamuraル・シネマ
料金：1200円
※「セバスチャン・サルガド／地球へのラブレター」のチケット提示で1000円