染谷将太がNYの映画祭で受賞、Q＆Aにも参加し「夢のある役を演じたい」

染谷将太が第14回ニューヨーク・アジア映画祭でライジング・スター賞を受賞し、アメリカ・ニューヨークにて現地時間7月4日に行われた授賞式に登壇した。

ライジング・スター賞はこれからの活躍を期待する若手俳優に贈られるもの。2014年には二階堂ふみが同賞に輝いている。観客からの大きな拍手に迎えられステージでトロフィーを受け取った染谷は、すべて英語で「この賞を受賞し大変光栄です。演技の道を極めて、今後も多くの映画に出演していきたいと思っています。本日はお招きいただきありがとうございます」とコメント。

授与者のティム・グリアソン氏は、「日本で大忙しの彼を今夜ここに迎えることができて光栄です。彼はすでに素晴らしいキャリアを築いていますが、今後も素晴らしい演技を楽しみにしています」と期待を懸けた。

さらに染谷は同日行われた「さよなら歌舞伎町」上映後のQ＆Aコーナーに、監督の廣木隆一、南果歩と共に登場。司会が染谷に対し、「いろいろな監督と仕事をされているかと思いますが、廣木監督のユニークなところは？」と尋ねると、すかさず廣木が「やっぱ一番好きなのは廣木監督？」と重ねる。染谷は笑いながら「もちろんです」と答え、「廣木さんは役者に託してくれます。ヒントを役者に与えて、あとは場を利用して好きにやってくれ、表現してくれ、というスタンスの監督です。でも廣木さんが求めているものが出るまではとことん演じるので、2週間という限られた時間でしたが、たくさん演じました」と続けた。一方廣木は役者としての染谷を「普段はこうやって居るんですけど、芝居をすると変わる稀有な役者です。稀有っていうのはいい意味で」と評価した。

さらにインディペンデント映画とメジャー作品、どちらが好きか質問されると、染谷は「どちらも好きですね。でも雇われ仕事なので、それは運任せです（笑）」と答える。特に演じたい役柄については「夢のある役を演じたいです」「ファンタジーであっても、現実的なリアリティドラマであっても、何か夢を持っているとか、何か希望的なものを感じられるとか。そういう役はすごく楽しいですね」と語った。

「さよなら歌舞伎町」のBlu-ray / DVDは9月3日に発売。レンタルは8月4日よりスタートする。