原田芳雄、松田優作、沢田研二が主演、鈴木清順の“浪漫三部作”特集上映

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6月20日より、鈴木清順が監督を務めた“浪漫三部作”の特集上映が東京・早稲田松竹にて行われる。

「ツィゴイネルワイゼン」 (c)1980 写真提供:リトルモア

「ツィゴイネルワイゼン」 (c)1980 写真提供:リトルモア

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「陽炎座」 (c)1981 写真提供:リトルモア

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“鈴木美学”と呼ばれる独自の色彩美と斬新な絵作りから、根強いファンを持つ鈴木清順。“浪漫三部作”とは、彼の代表作である「ツィゴイネルワイゼン」「陽炎座」「夢二」の3本を指す。

「夢二」 (c)1991 写真提供:リトルモア

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「ツィゴイネルワイゼン」は、内田百間原作の「サラサーテの盤」と多くの短編から着想を得て作られた作品。クラシック曲「ツィゴイネルワイゼン」のレコードをめぐる男女の不条理ドラマを映し出す。“浪漫三部作”すべての作品に出演している原田芳雄が、本作では主役を務めている。

泉鏡花の同名小説を原作とした「陽炎座」は、主人公の男が美しい女たちの愛と憎しみに翻弄され、からくり小屋に似た迷宮に迷い込む物語。鈴木の大ファンだったという松田優作が、それまでの松田のイメージを覆す“弱い男”に扮した。

「夢二」は大正から昭和にかけて活躍した画家、竹久夢二をモデルとした作品。芸術家ゆえの苦悩を抱えながら色香を漂わせる主人公を沢田研二が演じる。また「太陽を盗んだ男」の監督、長谷川和彦がある恨みを抱えた殺人鬼役として俳優デビューを果たしている。

この特集上映は3本立てで入場料は1300円。スケジュールは日ごとに異なるので、早稲田松竹の公式サイトをチェックしよう。

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鈴木清順“浪漫三部作”特集上映

2015年6月20日(土)~26日(金)東京都 早稲田松竹
<上映作品>
ツィゴイネルワイゼン
陽炎座
夢二
料金:一般1300円(学生、シニアほか割引あり)
※3本立て料金

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