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宮沢りえ、中野量太の監督最新作で“おかあちゃん”に、エキストラも募集中

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中野量太の監督最新作「湯を沸かすほどの熱い愛」の主演を、宮沢りえが務めることが明らかになった。

自主映画「チチを撮りに」がベルリン国際映画祭などで評価された中野の商業用長編デビュー作にあたる本作。会う人すべてを大きな母性で包む“おかあちゃん”こと主人公の双葉が、ある日突然余命宣告を受けるところから物語は始まる。双葉は死ぬまでにやっておくべき4つのことを実現すべく“終活”を開始。失踪した夫を連れ帰り休業していた家業の銭湯を再開させること、気の弱い娘を独り立ちさせること、娘をある人に会わせること、そして最後の1つは誰も知らない双葉だけの秘密だという。

紙の月」で日本アカデミー賞最優秀主演女優賞を受賞した宮沢が、本作では破天荒な“おかあちゃん”に扮する。そして娘の安澄役を務めるのは杉咲花。監督はこの役を杉咲に当て書きしたとのことで、「安澄役は杉咲さんしか考えていませんでした」と話している。

「湯を沸かすほどの熱い愛」は2016年の秋に全国公開を予定。なお本作では現在ボランティアエキストラを募集中。群馬、静岡、栃木、東京で行われる撮影の参加者を募っている。応募方法などは「中野量太監督作品最新作 ボランティアエキストラ募集案内」で検索を。

宮沢りえ コメント

中野監督の想いの込もった脚本に私の心も沸かされました。そして、素敵な共演者の方々と、この作品に携われる喜びをガソリンにし、タイトルに負けないくらい燃え尽きたいと思います。

杉咲花 コメント

脚本を読ませていただいて、私がこの作品に関わることができることをとてもうれしく思いました。
脚本を読みながら、“おかあちゃん”のセリフがどんどん、りえさんの声として身体に響いてきました。素敵なおかあちゃんの娘になることができて、光栄に思います。

安澄は、監督が当て書きしてくださったとのことで、自分のようだと感じる部分がいくつもありました。それでも私はまだまだ安澄を探しているところなので不安がありますが、とてもいい環境で現場に入る準備ができていると思っています。

みんながお母さんを大好きであるように、私自身も母が大好きであるように、おかあちゃん(双葉)のことが大好きです。きっと、誰かのお母さんである方々にとっては、おかあちゃんは羨ましくて、尊敬できる人だと思います。おかあちゃんは、最高です。

中野量太監督 コメント

いつか宮沢さんと一緒に映画を作りたいと思っていました。熱い愛と深い哀しみを背負った双葉役を、宮沢さんがどう演じるのか?…想像出来るようで出来ないんです。それはきっと想像してもその想像を超えてしまうだろうと思っているから。宮沢さん演じる双葉を一番見たいのは、僕です。宮沢さんに「本を読んですぐにやりたいと思った」と言って貰えた時は、うれしかったし自信になりました。

杉咲さんと初めて映画の話をした時、すでに安澄の目をしてるなと思いました。繊細なのに大胆でcuteなのに憂いのある稀有な女優さんだと思っていました。安澄役は杉咲さんしか考えていませんでした。

オリジナル脚本で映画を撮れることに、喜びと責任を感じています。「生」を描きたいから「死」を描きます。人は1人じゃ生きていけないと思うから「家族」を描きます。誰もが感じ得るテーマを、独自の視点と感性で、唯一無二の映画にしたいと思っています。

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