俳優の今井雅之が大腸がんのため54歳で逝去

俳優の今井雅之が本日5月28日3時5分、大腸がんのため都内の病院で死去した。54歳であった。

今年4月には闘病に専念するべく主演舞台「THE WINDS OF GOD」を降板。「今は治療を第一に、絶対に元気になり舞台に戻って参りたいと思っております」と復帰への意欲を見せていたが、容態が急変した。

今井は陸上自衛隊を経て、1986年にミュージカルで俳優デビュー。その後多数の映画やドラマに出演し、1996年には伊丹十三の監督作「静かな生活」で日本アカデミー賞優秀助演男優賞を獲得した。また2004年公開作「SUPPINぶるうす・ザ・ムービー」、2006年公開作「THE WINDS OF GOD／KAMIKAZE」では脚本や監督も務めており、邦画界においてマルチな活躍ぶりを発揮。今秋には新作の撮影を開始する予定だったといい、脚本を完成させることを励みにリハビリに専念していた。

本人の遺志により通夜、葬儀は近親者のみで行われる。後日「お別れの会」が開かれる予定だ。