昨日5月27日に東京・日本外国特派員協会にて「
会見の前には会場で映画の試写会が開催され、3人は試写会終了後に記者の前に現れた。まずは野田が流ちょうな英語で、映画が制作された経緯について説明。「私は演技をするのが初めてでしたが、素晴らしい才能の方々とお仕事ができて光栄でした。皆さんにも『トイレのピエタ』の世界を、世界中の観客に伝えていただければと思います。ありがとうございます」と述べた。
続く質疑応答のコーナーで松永、野田、杉咲の3人は、さまざまな記者と意見を交わした。記者から今後の作品の方向性を問われた松永は、自身の監督としてのキャリアがドキュメンタリーから始まったことを述べた上で、「これから1本でも多く映画を作っていきたいなと思ってるんですけど、ドキュメンタリーを撮るのは僕にとってはとても大変なことで、なかなか1カ月、2カ月の長さでドキュメンタリーは作れないなと。ただ自分が撮りたいってものに対しては時間をかけて撮りたいですし、ドキュメンタリーを撮りながら、フィクションの長編を撮っていけたらなと思います」と回答。「トイレのピエタ」で野田を主役に起用した理由を尋ねられ、「28歳前後の、日本のミュージシャンを探していた。彼の歌詞の世界観やライブで見せる艶っぽさを見て、『生きることと死ぬこと』をテーマにしたこの作品に共通している何かを持っていると感じた」と答えた。
続けて杉咲については「杉咲花の芝居は最初からすごかった」「オーディションの最後で、見に来ていた野田洋次郎とエチュードをやってもらったのだけど、芝居を通しての2人の変化、共鳴の仕方が素晴らしくて、この2人でやりたいなと思いました」とコメントした。一方で杉咲は撮影現場の裏側をとつとつと語り、野田との共演について「撮影期間中はずっと(役柄の)真衣と宏の関係でいられました。撮影が終わってからも真衣がずっと自分の中にいて、1カ月くらい引きずってました」と振り返った。
会見の終盤で野田に対し「また役者の仕事に挑戦しますか? それとも音楽のほうに専念するんでしょうか?」と質問が飛ぶと、彼は英語で「今回の出来事は自分にとって大きなハプニングだったけど、正しい決断だったと思っています。今回のように“ピンとくる”企画があればまた(役者を)やるかもしれないけれど、今は具体的な企画がないので、なんとも言えないです」と返していた。
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松永大司の映画作品
リンク
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