「トイ・ストーリー4」監督来日、唐沢寿明や所ジョージに「日本版はパーフェクト」

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トイ・ストーリー4」の来日スペシャルイベントが本日6月27日に東京・東京国際フォーラムで行われ、日本版キャストの唐沢寿明所ジョージ竜星涼、監督を務めたジョシュ・クーリー、プロデューサーのマーク・ニールセンが登壇した。

「トイ・ストーリー4」来日スペシャルイベントの様子。

「トイ・ストーリー4」来日スペシャルイベントの様子。

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「トイ・ストーリー4」ビジュアル

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新しい持ち主ボニーと暮らすウッディとバズの新たな冒険を描いた本作。1作目から3作目までと同じく唐沢がウッディ、所がバズに声を当て、竜星が新キャラクターの手作りおもちゃフォーキーの声優を担当した。

ジョシュ・クーリー

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イベントは来日ゲストによるトークセッションからスタート。クーリーは、シリーズ9年ぶりとなる新作について「皆さんもそうだと思いますが、私も『3』でシリーズ最後だと思っていました。しかしあれはウッディとアンディの関係の終幕であり、ウッディの冒険はまだまだ語るところがあると気付いたのです。それからとてもワクワクしながら本作の制作に取り掛かりました」と企画のきっかけを明かす。また「多くの人にとって大事な作品。それはもちろん私にとっても、またクルー全員にとっても。私たちは自らに多大なプレッシャーをかけて、愛したキャラクターをそのまま、そしてできるだけベストな状態でお見せしたいと考えました」とシリーズへの思いを述べた。

マーク・ニールセン

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ピクサー初の長編フルCGアニメーションとして1作目の「トイ・ストーリー」がアメリカで公開されたのは1995年。ニールセンは「ウッディとバズはピクサーにとって、とても大事な存在。もう24年も一緒に過ごしてきました。2人の素晴らしい友情を描きながら、『トイ・ストーリー』の最後を皆さんにお見せできることが本当にうれしい」と挨拶する。クーリーもウッディとバズの関係性を振り返りながら「『4』ではとてもエモーショナルな結末が待っている。そこでは2人の友情が大事な鍵になっています」と説明。なおピクサー社からは250名以上が制作に携わっており、中には子供の頃に初めて観た映画が「トイ・ストーリー」という若いスタッフもいるという。

「トイ・ストーリー4」より、フォーキー。

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初登場となるフォーキーは、ゴミ箱に捨てられていた先割れスプーンから作られたおもちゃだ。ボニーの一番のお気に入りだが、本人は自分のことを“ゴミ”だと思っており、目を離すとすぐにゴミ箱に入りたがる。クーリーは彼を「ほかのキャラクターの鏡」と解説しながら「彼は自分の目的が、使い捨ての食事道具になることだけだと思っている。一方で、ほかのキャラクターは人生のもう1つの目的を見つけようと葛藤しているんです。例えばウッディは新しい家で自分の役割を見つけようとしていて、(故障している)ギャビー・ギャビーは自分の目的が果たせず悩んでいる。そしてボー・ピープは、さまざまな場所を経てまったく異なる考え方を持つようになった」と述懐。「それぞれが人生のもう1つの目的を見つけようとしている中で、フォーキーは彼らの鏡になっていると言えます」と続けた。

ダイアモンド☆ユカイ

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イベントでは、ダイアモンド☆ユカイがシリーズおなじみの日本版主題歌「君はともだち」を来日ゲストの前で生披露。ユカイは「23年前からずっと歌っているダイアモンド☆ユカイです。唐沢寿明さんじゃありませんよ」と笑いながら、ウッディ役の唐沢の歌唱と勘違いされていることを自虐的に触れる。そしてシリーズとの関わりを「この間に僕自身が子供を授かったり。この曲が自分の人生の一部。歌えば歌うほど新しい感動がある、とても大好きな曲です。これからもずっと歌い続けたい」と明かし、胸を張った。

左から唐沢寿明、所ジョージ、竜星涼。

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また日本版キャストの唐沢、所、竜星も壇上へ。唐沢は「今までの展開とはまるっきり、そしてスケール感も違う。『心の声を聞け』というセリフもあるぐらい今回はすっかり大人です。ウッディとバズの感じも、関係も。ずっと変化している」と新作の内容に触れ、所もこの発言に深くうなずきながら「何年もやっていると、バズ・ライトイヤーを見ると『俺だ!』と思っちゃう。だから悲しい目に遭ってほしくないんですよ」とバズへの思い入れを吐露。現在26歳の竜星は「ずっと『トイ・ストーリー』と一緒に成長してきて、まさか僕が新しい作品の一員になれるとは。ここに立っていることがとても感動的です」と感慨を語る。日本版を鑑賞したクーリーは「パーフェクト。それぞれの役柄のエッセンス、そして感情を的確に捉えていたと思います。全編日本語で観たい」と称賛を贈った。

巨大フォーキーを囲むゲスト陣。

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完成したフォーキー。

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また唐沢は「劇中でアンディが成長していったように『1』の頃から映画と一緒に成長してきた人がいる。当時子供だった人が大人になって、家族を持って子供に『1』から見せることができる。日本の音楽に例えると、もはやサザンオールスターズ状態(笑)。3世代ぐらいがみんな楽しめるし、古さを感じさせない作品です」とシリーズの醍醐味をコメント。イベントの最後には、ボニーが劇中でフォーキーを作ったときのように、ゲスト陣がさまざまな装飾を使ってオリジナルの巨大フォーキーを作り上げる一幕も。クレヨンで色塗りを担当した所は、完成したフォーキーを横目に「大人6人がかりでこれですよ。茶の間の子供たちは『俺のほうがうまい』とか言わないでね」とボヤき笑いを誘った。

「トイ・ストーリー4」は、7月12日より全国ロードショー。

※ダイアモンド☆ユカイの「☆」は六芒星が正式表記。

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※動画は現在非公開です。

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