左からシュエン・ルー(宣璐)、ヤン・ズー(楊紫)、ジュアン・ダーフェイ(荘達菲)、チェン・シャオユン(陳小紜) 写真提供:新浪

中国ドラマ女優放談 Vol. 2(前編) [バックナンバー]

中国ドラマを彩る女優たち|華流ライターが選ぶ2025年の私的主演女優賞&助演女優賞

心打たれた女優たち──荘達菲、楊紫、陳小紜、宣璐

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ヤン・ズー(楊紫)は“感染力の高い”演技をする人(小酒)

ヤン・ズー(楊紫)とリー・シエン(李現)が再共演を果たした中国ドラマ「国色芳華(こくしょくほうか)~牡丹の花咲く都で~」ビジュアル  ©︎2025 China Huace Film And TV Co.Ltd

ヤン・ズー(楊紫)とリー・シエン(李現)が再共演を果たした中国ドラマ「国色芳華(こくしょくほうか)~牡丹の花咲く都で~」ビジュアル ©︎2025 China Huace Film And TV Co.Ltd [高画質で見る]

──小酒さんが主演女優賞に選んだのは「長相思(ちょうそうし)」や「国色芳華(こくしょくほうか)~牡丹の花咲く都で~」のヤン・ズー(楊紫)です。「国色芳華」は現在、WOWOWで放送・配信されていますね。

小酒 日本でも「『国色芳華』のヤン・ズーはとてもいい!」という声を見かけるんです。ヤン・ズーの魅力が存分に伝わる作品かなと思っています。

──リー・シエン(李現)との5年ぶりの再共演ということで、公開前から話題を呼んでいました。

小酒 彼らは北京電影学院の同期ですが、ヤン・ズーは子役時代から有名だったので、学生時代は“キャリアの差”がありましたよね。でも今ではすごく打ち解けて、いいコンビ。前回共演した「Go!Go!シンデレラは片想い」も好きなんですが、今回の「国色芳華」もヤン・ズーとリー・シエンのケミストリーがとてもよかったです。

──「国色芳華」はヤン・ズーの魅力が存分に伝わる作品ということですが、どんな部分にそういった印象を受けますか。

小酒 ヤン・ズーはやっぱり演技がうまい。「国色芳華」は、そんな彼女の器用さがとても出ている作品だと思います。主人公の何惟芳(かいほう)は病の母を救うため望まぬ結婚をして、夫から見下される中、従順な妻を演じなければならないキャラクター。でもそんな彼女が、あることをきっかけに、商売上手なやり手という本性をあらわにしていく。ヒロインが覚醒するシーンは痛快でした。商売で身を立てていくうえで、彼女の小賢しい一面も出てくるんですが、それは自分本位なものじゃなく、嫌味にならないんです。何惟芳は義侠心があって、茶目っ気もあって、心優しい女性。視聴者が応援したくなるようなヒロイン像をヤン・ズーが作り上げている。「長相思」でも、もちろん彼女の演技のうまさは味わえるんですが、あの作品はファンタジー時代劇で、描かれているものは視聴者の生活とはかけ離れたものだった。一方「国色芳華」のヒロインは現代的なので、視聴者が感情移入しやすい部分があると思います。

──確かに、中国時代劇と一口に言ってもジャンルは多岐にわたっています。

小酒 一番面白いのは、「国色芳華」は唐の時代を舞台とした時代劇なのに、主人公が結婚したくない女であり、結婚したくない男なんです。だからヤン・ズーとリー・シエンの演技もあまり時代劇っぽくない。クオリティが高くて、評判のいい時代劇は、重厚さを感じさせるものも多いと思うんですが、「国色芳華」に関しては、あえて現代劇っぽい軽やかさを取り入れているような印象を受けました。そして、そういう表現が主演2人はうまい! 主人公2人は誰がどう見ても惹かれ合っているんですが、絶妙な距離感を保っているんです。中国の視聴者がよく批判的に「キャラクターが恋愛脳になっている」なんて言いますが、何惟芳はそうならず、自立して生きていくという目標に向かって進んでいく。時代劇の中には、男女がいい感じになってきたので「ここからはラブラブシークエンスをお楽しみください!」というモードになる作品もありますが、「国色芳華」はそうはならないんです。でも、十分に2人の恋愛の機微が味わえるところが楽しいです。

中国ドラマ「国色芳華(こくしょくほうか)~牡丹の花咲く都で~」より、ヤン・ズー(楊紫)演じる何惟芳(かいほう) ©︎2025 China Huace Film And TV Co.Ltd

中国ドラマ「国色芳華(こくしょくほうか)~牡丹の花咲く都で~」より、ヤン・ズー(楊紫)演じる何惟芳(かいほう) ©︎2025 China Huace Film And TV Co.Ltd [高画質で見る]

中国ドラマ「国色芳華(こくしょくほうか)~牡丹の花咲く都で~」
中国ドラマ「国色芳華(こくしょくほうか)~牡丹の花咲く都で~」
WOWOWプライム 毎週水曜 20:00~2話ずつ放送
WOWOWオンデマンドでもアーカイブ配信中
放送情報はこちら
©2025 China Huace Film And TV Co.Ltd
WOWOWオンデマンド

──小酒さんはヤン・ズーのどんなところに特別な魅力を感じますか?

小酒 感情を爆発させるシーンがとてもうまいと思います。「国色芳華」でも感情を爆発させるシーンがあるんですが、すごくリアル! 悲しみ、怒り、やるせなさなど、複雑な感情がその涙に込もっている。いろんなものが渦巻いている感情を表現できる女優さんだと思います。視聴者に対して、“感染力の高い”演技をする人という印象があります。

島田 スイッチがバチって入りますよね。例えば前半はほわほわしていても、ある瞬間でバチっと変化する。そういう感情の出し方、切り替え方にプロフェッショナルさを感じます。おふざけもできるし、シリアスなニュアンスも演じられるし、突然人が変わったようなキャラクターもうまい。

小酒 ユーモアのセンスもありますよね。だからコメディシーンも面白く演じてくれる。ラブコメだと“やりすぎ”はちょっとしらけるというか、私何を見せられているんだろう?みたいになることってあるじゃないですか?(笑) でも、ヤン・ズーの場合はそうはならず、人間ドラマとしての感情を見せてくれる。単に視聴者を笑わせるために、このシーン入れてみましたみたいなこともないですし、さまざまな起伏があるシーンも、彼女が演じると突拍子もないものにならずに、常に付いて行ける。彼女のユーモアには優しさを感じます。子役時代から、実年齢よりかなり歳上の役をやったり、“しっかり”のレベルが違うというか、人生何周目なんだろう?みたいな感じもあって。だから作品選びもうまいし、ヤン・ズーが出ているなら、駄作のはずがない!という安心感も感じます。

島田 ヤン・ズーの作品ってだいたい面白いから、彼女が出ているものは“観るべき作品”に入ってきますよね。

小酒 子役から積み重ねてきた信頼があるから、中国の視聴者もヤン・ズーが主演ならクオリティが高そうな作品だなって期待する部分はあるかもしれないです。

島田 主演にふさわしい女優さんというか、特別な女優さんという印象があります。

小酒 ラブコメ作品では割と実年齢より歳下のかわいい役を演じることもあったと思うんです。でも「国色芳華」では大人の女性を演じていて、この作品は彼女の1つのターニングポイントになったかもしれない。そういう意味でも、私は2025年の主演女優賞に彼女を選びました。今後の、ヤン・ズーにもさらに期待したいです。

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チェン・シャオユン(陳小紜)が出てくると百度のキャスト表を確認しちゃう

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読者の反応

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🐰 ぬごま 🐉💈 @numa_go17

島田さんと小酒さんの対談面白かった
国色芳華 の #楊紫 私も好きだ。
というか長相思から結構すき💕
李現との「Go!Go!シンデレラは片想い」も、実はちょっと見てみたい😂
#射鵰英雄伝 の黄蓉 と #長安のライチ のライチ娘の荘達菲が出てたよ。他にも陳情令のあの方がw
👇読んでみて https://t.co/ABWx0oWKbf

コメントを読む(4件)

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