それぞれに監修者が付くこのベスト選集シリーズ。第1弾の山本直樹、第2弾の菊地成孔に続き、「よいこのための吾妻ひでお」では、「吾妻さんのせいで僕は漫画家になった」と語る
とり・みきは少年誌、少女誌に掲載された連載作品の中から、連載作で唯一の単行本未収録回だった「ラ・バンバ」最終回を含む作品群をセレクトした。またとり・みきによる1万2000字の解説もたっぷりと収録。「規制が多く営業上の責任も問われる少年誌での連載作品で、しかし吾妻ひでおはこんなことを既に描いていたのだ、という部分を見てもらいたかった」とも語っている。
表紙を飾ったのは、作家・東浩紀の愛娘。「シャン・キャット」に登場する猫娘のコスプレで登場した。なお2011年4月に発売された文藝別冊「総特集 吾妻ひでお」は、第43回星雲賞ノンフィクション部門を受賞。「よいこのための吾妻ひでお」は、吾妻にとって受賞直後の新刊となる。
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- よいこのための吾妻ひでお :吾妻 ひでお,とり・みき|河出書房新社
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