「ヘルタースケルター」りりこの部屋のバスタブは380万円

岡崎京子原作の映画「ヘルタースケルター」における主人公・りりこの部屋のセットが一部公開された。

蜷川実花監督が「セットの半分が私物のため、家に帰ると家財道具が何もなくて寂しいですが、スタジオにいると、まるで自分の部屋にいるようで落ち着きます」と語っていたりりこの部屋。リビングのシャンデリアには樹脂にクロームメッキを施した素材を使用してクラシカルなフォルムに構成した「KILALA （キラーラ）」を採用。またキッチンには、クリスタルオーナメントを用いたシャンデリアを3連で使用し、蜷川ワールドの装飾性を強調した。

中でもりりこが愛用するバスタブは、表面にプラチナムゴールドのベネツィアンガラスモザイクを施したイタリアのメーカー「SICIS（シチス）」の製品 「アルバ・プラチナム」で、価格は380万円。芸能界を駆け上がるりりこにふさわしい逸品だ。これらのセットはすべてトーヨーキッチン＆リビング株式会社にて実際に販売されている。

「ヘルタースケルター」は全身整形を施して芸能界のトップスターになったりりこの転落を軸に、人間の欲望やたくましさを描いた物語。主役のりりこ役は沢尻エリカが演じ、監督は映画「さくらん」の蜷川実花が務める。映画は7月14日より丸の内ピカデリーほか全国の劇場にて上映される。

■「ヘルタースケルター」特報