「ヴァンパイア騎士原画展」に20年の歴史がずらり、最終巻の原画鑑賞は自己判断で

樋野まつり「ヴァンパイア騎士」の原画展「ヴァンパイア騎士原画展～樋野まつり 画業30年の軌跡～」が、本日11月21日から12月7日まで東京・西武渋谷店で開催される。この記事では、メディア内覧の様子をレポートする。

2005年に連載が始まった「ヴァンパイア騎士」。その続編「ヴァンパイア騎士memories」の最終11巻が12月5日に発売され、長く続いたシリーズはついに幕を下ろす。シリーズ完結、そして樋野まつりの画業30周年という節目に合わせて行われる本原画展。会場に入るとまず、樋野の誕生からデビュー、執筆作品、原画展開催までの歩みをたどる年表が展示されている。

原画は「ヴァンパイア騎士」らしい黒を基調としたシックな壁面に並べられ、「I. 真実」「II. 渇望」「III. 祈り」「IV. 追憶」「V. 幾千の夜の果てに」と物語の流れに沿って展示されている。原画のそばには、優姫の「一番許されないことをしよう…」、枢の「僕が彼女を僕から引きずり出せば、彼女は再生するだろうか」、零の「俺はお前の血だけが欲しかったよ…」といった印象的なセリフが添えられた。

中盤には優姫、枢、零のパネルと一緒に写真が撮れるフォトスポットが登場。さらに進むと、パネルのもとになったカラー原画も鑑賞できる。展示の最後には「ご覧になるかはお客様自身でご判断ください」という注意書きとともに、「ヴァンパイア騎士memories」11巻の原画コーナーも。物販コーナーにはアクリルスタンドやマスキングテープ、複製原稿といった定番アイテムに加え、「ヴァンパイア騎士」らしいデザインのトランプなども並べられた。

「ヴァンパイア騎士原画展～樋野まつり 画業30年の軌跡～」

期間：2025年11月21日（金）～12月7日（日）
会場：東京都 西武渋谷店 A館7階 催事場