最終話を迎えた当初の気持ちを聞かれた堀江は、「台本をもらったタイミングから万感の思いだった」と明かし、「1人の市川京太郎という子の成長を見届けることができたし、僕自身も成長できた作品だったので、終わったときはちょっと寂しかったです」と話す。羊宮は「2期ではいろんなことにぶつかって、向き合ってきた杏奈ちゃん。市川くんがそれにずっと向き合い続けて、優しさを届けてくれたからこそ、杏奈ちゃんにも新しい感情が芽生えたんじゃないかなって。それが幸せで、うれしい気持ちでいっぱいな最終回でした」と振り返った。
最終回のアフレコで印象的だったことを聞かれると、堀江は羊宮が涙していたことに言及し、彼女の役者としての成長ぶりに感動したと話す。羊宮はうれしさをにじませ、「テストの段階では、市川と鳥居を歩くシーンで、涙がこぼれるくらいの演技を意識していたのですが、ディレクションを受ける中で『ここはもう少し押さえて』など、1つひとつ杏奈ちゃんと感情をすり合わせていきました」と語った。
1期と2期を通しての印象的なシーンを問われた羊宮は、頭を悩ませながら、市川と足立が騎馬戦で“好き”を語り合うシーンをチョイス。堀江はその場面は足立役の
また「もし市川と山田と同じクラスだったら、誰と仲良くなれる?」といった質問を投げかけられると、堀江は「誰とも仲良くなっていないかな(笑)」と笑う。自身が市川と“心のベクトル”が似ていると話し、「ああいう似た者同士って、自分から話しかけることはそうそうしないから意外と一緒にはならない」と解説した。また羊宮が「中学生なら、女子全員と仲良くなれている気がします」と回答すると、堀江が「真の友情?」と鋭いツッコミを飛ばす。羊宮は「当時は友人関係のことで何度もぶつかり合って、泣いたことがあるくらい向き合っていたので!」と話すと、堀江は「ぶつかってきたことなんてない!」と語っていた。
その後劇場版の制作が発表されると、会場は大きな拍手と歓声で満たされる。堀江と羊宮はこのとき初めて知ったようで、これから新たにアフレコが行われることに喜びを溢れさせていた。桜井からのお祝いイラストがスクリーンに映し出され、堀江が期待を込めて「これ、3期もあるな……?」と発すると、会場からも大きな拍手が送られた。
最後に羊宮は「我々も『僕ヤバ』が大好きで、愛していて。再びこの世界に戻ってこれることが幸せです。また動く杏奈ちゃんをみれることがとてもうれしい! 最終回、すごく寂しい気持ちもあったので、劇場版を皆さんと観れることがとてもうれしいです」と少し涙声になりながら話す。堀江は「また彼らに会えるという喜びがありますし、たくさんの方に愛されているのが分かった日でした。『僕ヤバ』のLINEグループがあるんですが、長らく眠ったままなので、『映画化決まったよ』って言いたいと思います」と語り、イベントは閉幕した。
※※記事初出時、本文に誤りがありました。お詫びして訂正します。
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「僕の心のヤバイやつ」劇場版制作を知らなかった堀江瞬&羊宮妃那「また彼らに会える」 https://t.co/41LJjDBXkv