東京・新宿区の外れにある一軒家で暮らす、矢部と大家のおばあさんとの交流を描いた物語「大家さんと僕」。展覧会の会場には、大家さんが来場者の“帰宅”をお出迎えしてくれるインスタレーションが登場する。また同展のためにアクリル絵の具で制作された約100点の描き下ろし作品を展示。さらに「大家さんと僕」より「ライトとおやき」の紙芝居が上映され、「大家さんと僕」の続編「大家さんと僕 これから」より「空飛ぶふたり」が映像化される。
会場では「大家さんと僕」だけでなく、絵本・紙芝居作家の父・やべみつのりとの思い出を描く「ぼくのお父さん」に関するコーナーを展開。父による家族絵日記「たろうノート」や、幼い矢部が父の勧めで始めた「たろう新聞」の現物が初公開され、当時住んでいた東村山市での暮らしぶりを体感できる映像インスタレーションも設けられる。
そのほか「大家さんと僕」「ぼくのお父さん」の後に描かれた、「楽屋のトナくん」「マンガ ぼけ日和」「プレゼントでできている」の展示も。併設のショップではオリジナルグッズが販売され、カフェではレトロな喫茶店をイメージした限定メニューが提供される。
開幕3日前に併設の遊び場・PLAY! PARKでは、やべの父監修のもと子どもたちが「宇宙船」を制作。出来上がった「宇宙船」は展覧会に並べられる。展覧会に併せ、ワークショップや矢部が即興で絵を描くイベントも開催予定だ。
「ふたり 矢部太郎展」
会期:2024年4月24日(水)~7月7日(日)
時間:10:00~17:00 ※土日祝は18:00まで。最終入場は閉館の30分前まで。
会場:東京都 PLAY! MUSEUM
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けいこ @keikokansya
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